top_line

気持ちいい!サクサク進む爽快パズルゲーム
「ガーデンテイルズ」はここからプレイ!

【舞いあがれ!】近鉄電車にバファローズも!あふれ出る東大阪愛で “神様仏様”のゲスト出演に期待が高まる?

asagei MUSE

 うわ、神様仏様や! そう驚いた野球ファンも少なくなかったことだろう。

 10月4日、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第2回が午後12時45分から放送され、作中にいまはなきプロ野球チームのユニフォームが登場したことが話題となっているという。

 本作は平成6年(1994年)の大阪・東大阪市が舞台となっており、ヒロインで小3の岩倉舞(浅田芭路)はねじ工場の娘。すぐに熱を出しがちな舞を巡り、医師は父親の浩太(高橋克典)に「環境変えたほうがええのとちゃいますか?」とアドバイスしていた。

 終盤では母親のめぐみ(永作博美)が悩みに悩んだ末に、故郷の長崎・五島列島に舞を連れてしばらく里帰りすることを決心。祖母の才津祥子(高畑淳子)とは折り合いが悪い様子だが、娘のために自ら祖母に電話をかけ、「来たかったら来ればよか」との返事をもらっていた。

広告の後にも続きます

「これで物語が大きく動き出すのは確実。本作を巡っては舞の《身体が弱くて熱を出しがち》という設定が、前作『ちむどんどん』の比嘉歌子と同じだとして、視聴者を不安がらせていました。ただ歌子の病気は最後まで謎のままで終わってしまい、しかも病気である必然性すら見えなかったのに対して、舞の体調は五島に引っ越すための重要な伏線であり、ちゃんとした意味があります。やはりドラマというものはこうやって物語を構築していくのだと、視聴者も実感していることでしょう」(テレビ誌ライター)

 そんな「舞いあがれ!」では、舞台である東大阪らしさを感じさせる演出も小憎いばかりだ。前日の第1回では母親と共に小学校に向かう舞が、工場が立ち並ぶ通りを歩いていた。東大阪は町工場が集積していることでも知られ、本作ではわざわざ「東大阪町工場考証」というスタッフを起用しているほどだ。

 また舞とめぐみが川に架かる橋を渡る場面では、背景に電車が映っていた。そのカラーリングを見れば、東大阪市を東西に貫く近鉄電車(近鉄奈良線)であることは明らかだ。これもまた地元民にとってはおなじみの光景だと言えるだろう。

 細かいことを言えば、舞が渡っていたのは平野川分水路に架かる橋であり、この辺りは大阪市東成区にあたる。ただ東大阪市との市境からは400メートルほどしか離れておらず、そこは撮影の都合だと目をつぶるべきところか。

母親のめぐみと一緒に登校した舞。その途中で近鉄電車が映っていた。トップ画像ともに©NHK

 そしてもう一つ、東大阪らしさを如実に表していたのが、岩倉家の隣にあるお好み焼き店の「うめづ」だ。第2回ではおかみの雪乃(くわばたりえ)がめぐみの体調を心配するなど、岩倉家とは家族づきあいしている様子。ここで店主の勝(山口智充※トップ画像)が着ている野球のユニフォームが注目ポイントだったのである。

「勝が着ていたのは近鉄バファローズのユニフォーム。2004年に球団が解散したことから若い世代の人には見慣れないデザインかもしれませんが、牛をモチーフにした球団マーク(猛牛マーク)は岡本太郎のデザインで知られていました。大阪と言えば阪神タイガースのファンばかりだと思っている人も多そうですが、東大阪などの近鉄沿線ではバファローズファンも多かったもの。ちなみに1997年にオープンした大阪ドームは当初、バファローズのホーム球場だったのです」(スポーツライター)

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(エンタメ)

ジャンル