仕事の全体の流れが把握できたら、次に考えることは、いかにして効率よく仕事をこなしていくかということです。
そのためには、まず仕事の目的を、「スキル」と結び付けてとらえることが重要です。
仕事の効率を高めるために不可欠なものは、その仕事に取り組むためのスキルです。
スキルさえあれば、仕事は効率よく、予定どおりに進みます。そこで、「仕事をこなす」ということを、「その仕事をするためのスキルを身に付ける過程である」ととらえるのです。
もしも「仕事のやり方がわからない」「どうすれば効率よくこなせるかが見えてこない」と思ったら、「自分が、もともとどんなスキルを持っているか」、あるいは、「これから身に付けるべきスキル、伸ばしていくべきスキルは何なのか」を考えてみればいいのです。
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言い換えれば、「ひとつの目標を達成する」ということは、「そのスキルが身に付く」ということでもあるのです。
仕事をこなしていきながら、もしそこに身に付けることのできる「スキル」があれば、それも一緒に手に入れてしまおう、という考え方が重要なのです。
たとえば、もし「100件のアポ取りをする」という目標がなかなか達成できないとき、「電話のかけ方、話し方が悪い」と思えば、まず「電話をかける」というスキルを学べばいいわけです。
これで計画どおりに、目標を達成することができます。それと同時に、スキルも身に付き、「永遠の成功者」への道も開けるのです。
【出典】『面白いほど役に立つ 図解 超一流の時間力』
著者:安田 正 日本文芸社刊