ーー相方の川西賢志郎さんから、出演に関してリアクションはありましたか?
水田:ないですね。おじさんとおじさんのコンビなんで「よかったや~ん!」とかはないです。見終わった後に感想は言ってくれると思います。
■慣れないドラマの現場で「うろうろ」
ーードラマに出演されてみて、新しく気づいたことはありますか?
水田:あまり遠慮せずにどんどん出していったほうがいいんだなと思いました。普段お笑いの現場にしかいないので、ドラマの現場にいると、邪魔しないようにと縮こまってしまうんですが、それは良くないと思いました。すごくダメ出しされたので……。早くドラマの現場に慣れて、監督さんに「いや、それ違うんじゃないですかね」って言えるようになりたいです。
広告の後にも続きます
ーー撮影現場で印象深かった出来事や共演者の方のエピソードはありますか?
水田:三浦貴大さんと対峙するシーンがほとんどだったのですが、僕が現場慣れしてないのを気遣って、話しかけてくれるのは嬉しかったですし、助けられました。僕が嫌なセリフを言うシーンで、「もっと嫌な感じを出して」って言ってくださって、終わったときには「いいですね~」と。撮影の最中は緊張しっぱなしでしたが、終わったあとに緊張がほぐれました。
ーー記者会見映像のドラマ撮影現場でのエピソードは本当ですか?
水田:そうですね。どこにいたらいいかわからず、うろうろしていました。途中で監督がプレビュー映像を見る場所があるって教えてもらって、それからそこにずっといました。それまでは、差し入れが置いてある場所やトイレの近くなど、スタッフさんの邪魔にならないところでうろうろしていました。新参者なので調子に乗らないようにと思って。楽屋も、主要キャストの楽屋と出番が少ない方の楽屋があって、どちらでもいいですと言われたのですが、出番が少ない方の楽屋に入りました。主要キャストの楽屋に入っても、話すことがないので……。
■今後の俳優業について
ーー今後の俳優としての目標は?
水田:エンドロールで3番目に名前が出ることですね。主役じゃなくて、3番目です。俳優の気分を味わいたいということですね。出番が少ないとお邪魔している感があるので、もっとしっかり現場にいて、俳優なんだという気持ちを味わいたいです。
ーー今後挑戦してみたい役はありますか?
水田:喫茶店のマスターだったり、バーのマスターだったり、無口だけどちょっとした言動で主役級の人にヒントを与えるキーマン役をやりたいです。セリフは少なめだけど、たくさん出てくる役をやりたいです。
ーー最後に視聴者へのメッセージをお願いいたします。
水田:原作も面白いですし、俳優陣も演技力のある方ばかりで、現場でも照明の当て方やカメラ位置などひとつひとつにこだわっていて、間違いなく面白い作品になるので観てほしいです。今回の僕の演技はどこかのアカデミー賞などに引っかかるのかどうか、そこだけ気になります。そこは皆さんのお力で、「ノミネートされるべき大型新人現る」と必ず書いておいてください。
(鈴木友里佳)