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櫻坂46 武元唯衣×滋賀、関有美子×福岡、松田里奈×宮崎……“地元愛”で仕事の幅を広げるメンバー

Real Sound

櫻坂46『As you know?』 (通常盤)

 10月1日に放送されたラジオ番組『西川貴教のオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)に櫻坂46の武元唯衣が出演した。

(関連:櫻坂46 武元唯衣、“琵琶湖が生んだラジオガール”として活躍広げるか トークの安定力で欠かせない存在に

 パーソナリティーの西川貴教と同じく滋賀県出身の武元は、今年9月に開催された滋賀の大型野外イベント『イナズマロック フェス』に櫻坂46が出演したことについて「アイドル人生の夢だった」と明かす。実はメンバーに引かれるほどの“滋賀愛”の持ち主である武元は、感動のあまりパフォーマンスしながら涙を堪えるのに必死だったというのだ。武元はその後、滋賀のオススメスポットやグルメを紹介し始めると止まらなくなり、滋賀ふるさと観光大使である西川をも置き去りにするほど饒舌に。その強すぎる愛は西川に「滋賀原理主義者」とまで言わしめた。中学時代には放送部として県大会で好成績を収めるほど優秀だったラジオ巧者の武元。この日も得意の滑らかなトークで番組の盛り上がりに大きく貢献していた。

 今回の番組のように武元は、滋賀への愛情を各所で度々口にしてきた。冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)では地元愛が高じてトークが暴走することもしばしば。滋賀の話が長くなると周りのメンバーが寝たふりをするところまでがセットの鉄板ネタになっている。こうしたアピールが功を奏したのか、今年8月から『武元唯衣の感じてシガリズム』(エフエム滋賀)がレギュラーで放送開始。地道な努力が少しずつ実を結び始めているようだ。

 最近の櫻坂46からは、こうしたメンバーの地元愛が仕事に繋がる例が見受けられる。例えば、福岡県出身の関有美子は、今年6月にPayPayドームでの始球式に登場。さらに福岡ソフトバンクホークスの番組『鷹のつどい』のアシスタントを担当するなど、徐々に福岡関連の仕事を開拓しつつある。なかでも目を見張る活躍ぶりを見せているのが宮崎県出身の松田里奈だ。バラエティ番組に数多く出演している松田は、『秘密のケンミンSHOW極』(読売テレビ・日本テレビ系)の宮崎県特集回に出演し、見事なトークと表現力で地元の魅力を解説。地元の放送局の番組にも出演を果たし、県内での知名度も着実に上昇しているという。

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■櫻坂46は地方アイドル?

 メンバーの地元関連の仕事の増加は、グループの変化も背景にあるのではないか。欅坂46時代は渋谷のイメージが強かった。ヒットした「サイレントマジョリティー」のMV撮影地が、再開発中の渋谷駅の工事現場だったからだ。欅坂46はそれ以降もどこか都会や社会で苦悩しながら生きる少女像を描き続けたが、2020年に櫻坂46に改名した後は、自然豊かなロケ地で撮影するMVが増えた印象がある。海、草原、森林といった大自然をバックにメンバーたちが生き生きとパフォーマンスする姿が多くのMVで見られるのだ。そうしたグループのイメージチェンジが、個々のメンバーの活動にも少なからず影響を与えていると感じる。

 「今の活動もそうですし、大学で学んでいることもそうなんですけど、最終的には『地元に恩返ししたい』が一番にあるというか。そのぐらい(滋賀が)大好きです」と武元は話す(『IDOL AND READ 032』より)。また松田も「私、宮崎の番組に出たいなって思ってるんで」と地元関連の活動に意欲を覗かせていた。

 アイドルと言えば、地元に根づいた活動に徹するロコドルのような存在が各地にいる。地方から上京してきたメンバーが多く集う坂道グループが、それぞれの地元のためにどのような貢献ができるだろうか。例えばその一つが、現在櫻坂46が開催している全国ツアーだろう。今年は開催地に新しく広島と宮城が加わり、より広い地域のファンに会いに行くことが決まっている。地方に根を伸ばし、着実に成長していく彼女たちの姿に注目だ。(荻原梓)

※1 https://app.mrt.jp/contents/cocokara/cocokara_6.html

 
   

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