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森保J、1トップのファーストチョイスは?|それでも大迫勇也を外せない理由。“鬼プレス”前田大然も推したい【記者の視点】

SOCCER DIGEST Web

 11月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表のメンバーが発表される。登録26人はどんな顔触れとなるか。本稿では、様々な選択肢が考えられる1トップの人選を考察。森保ジャパンを取材する3人の記者に見解をうかがった。

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▼飯間健記者(スポーツニッポン新聞社)の見解
 サッカーダイジェストさま、申し訳ございません! 結論から言えば、ファーストチョイスは“ありません”。ドイツ、コスタリカ、スペインと同組の今W杯は、『自分たちのサッカー』をすれば良いわけじゃない。相手のストロングを消して、自分たちのストロングを出していく猫の目作戦にしなければ勝つのは難しい。

 日本代表が1トップをメインに使い始めたのは、2010年W杯南ア大会からだ。それまでは2トップに得点力が求められたが、現状ではタレントが出現しやすい2列目を活かすための能力を備え、かつ得点力も一定レベルを持つ人選がメインになった。

 その点は今W杯でも同様。そのなかで対戦相手との噛み合わせを見る必要が出てくるとすれば、3試合ともに同じ1トップは考えにくい。

 過去に何度かメンバー選考の原稿を書いてきたが、概ねリストに変化はない。負傷が癒えた大迫勇也は9月のドイツ遠征に不帯同でも、やはり必要戦力だ。セットプレーでの綻びを見せる第3戦スペイン戦では、彼の勝負強さやポストプレーは安心材料だろう。

 9月の親善試合アメリカ戦で“鬼プレス”を見せて「良い守備から良い攻撃」の流れを創り出した前田大然は、初戦ドイツ戦で活きるのではないか。古橋亨梧の得点嗅覚は後半の勝負どころで研ぎ澄まされる。

 そして最後1枠は、今までは林大地推しだったが、最前線で身体を張れて裏への抜け出しも“無慈悲ゴール”も備える上田綺世に変更。対戦相手によってシステムや戦術を変更してくる第2戦コスタリカ戦では、上田の万能性が活路を開くのではないか。
 
▼唐沢裕亮記者(東京新聞)の見解
「大迫依存」「ポスト大迫」という言葉は、2019年のアジアカップ頃から、すでに叫ばれていたと記憶する。その後、何人もの選手が最前線で試されたが、大迫勇也の牙城を崩すには至っておらず、W杯が目前に迫った今も日本の1トップを取り巻く状況は変わっていないように思える。

 本大会までに状態が戻ってくるという前提になるが、経験豊富な32歳が日本の1トップの軸になると考えるのが自然だろう。献身的なポストプレーで周りを活かせるだけなく、ここぞという場面での勝負強さもある。

 前線で起点を作れないと、なかなか有効な攻撃を繰り出せない日本にとって、少しでも敵陣で時間が作れる大迫はやはり欠かせない。

 スピードタイプでは前田大然が最右翼か。敵のビルドアップに綻びを生じさせるプレッシングは魅力だ。ロンドン五輪で永井謙佑が示したように、並外れたスプリントの速さと運動量で迫られれば、初見で対峙する相手には攻守で脅威になるはず。より守備の比重が大きくなるW杯では必要となる存在だ。

 タイプの異なる1トップを対戦相手や試合展開によって使い分けることで、大きく戦い方は変えられる。ここはカタール大会から5人に増えた交代枠の使いどころでもある。
 
▼内田知宏記者(報知新聞社)の見解
 昨今の森保ジャパンでは最も流動的で、また試合の狙いがくみ取れるポジションが1トップになる。コンディション不良に悩まされるまで「不動」と言われた大迫勇也は、前線で起点、時間を作りたい時。カウンターを意識するなら浅野拓磨、守備重視なら前田大然の一択になる。大迫、浅野はそれぞれコンディションに問題を抱えており、カタールW杯をどんな状態で迎えるかという点は大きなポイントだ。

 9月のドイツ遠征・アメリカ戦で先発起用された前田は、W杯での戦い方につながるプレーを見せた。前線でボールの2度追いを惜しまず、そのスピードも破格だった。日本に多くのショートカウンターをもたらした。
 
 ドイツ、スペインと強豪に一泡吹かせるための鉄則は、0-0の時間をいかに長くできるか。そのためには相手に気持ち良くサッカーをさせてはならない。前田の“スイッチ連打”で相手のリズムを阻害できれば、強豪から勝点を奪う前提条件が整う。状態面も考慮し、現状先発の一番手に推せる。

 ただ、グループステージ突破を目ざし、強引にでもゴールを狙いに行くケースも想定される。ゴール特化の上田綺世を含めた4人が相手、時間帯、展開によって、それぞれの持ち味を活かす形で起用するのがベストではないだろうか。本来「絶対的エース」が君臨してほしいポジションだが、分業制になると見る。

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