10月4日(火)に金沢競馬場で行なわれる白山大賞典(3歳上、JpnIII、ダ2100m)。金沢競馬で開催される唯一のダートグレード競走で、中長距離路線の目標となっているレース。
JBCへの前哨戦としても知られる注目の一戦で、昨年は当レース2着馬ミューチャリーが地方所属馬初のJBCクラシック制覇を果たしている。発走は4日(火)の16時10分。主な出走馬は以下の通り。
■ブリッツファング(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)
今年1月のデビュー戦を7馬身差で圧勝すると、3走目となった4月の自己条件で2勝目を飾り、重賞初挑戦となった兵庫CSで8馬身差の圧勝劇。道中3番手を追走し4コーナー手前で先頭に立つと、直線は後続を大きく引き離して重賞初制覇を飾った。続くジャパンダートダービーは最後の追い比べで敗れたものの、早め先頭に立つ強気の競馬で3着に好走。今回は古馬との初対決に加えて、同世代のカフジオクタゴンより2kg重い斤量をどう見るかだろう。
■ケイアイパープル(牡6、栗東・村山明厩舎)
安定感ある走りが続く堅実派。昨年8月の阿蘇Sを勝利して以降は掲示板を外しておらず、名古屋グランプリで2着に好走するなど重賞でも活躍。今年2月の佐賀記念は4コーナーで先頭に立ち5馬身差の圧勝で重賞初制覇。その後も好走を続け、今年5月の平安SではGI馬テーオーケインズの2着に入るなど強豪相手にもヒケを取らない走りを見せている。前走4着から巻き返して2つ目のタイトル目指す。
■ハクサンアマゾネス(牝4、金沢・加藤和義厩舎)
重賞13勝を誇る金沢の女王。当地でデビューし、3戦目のノトキリシマ賞で重賞初制覇。続く石川ダービーを制して3歳王者に輝くと、同年秋には古馬重賞のお松の方賞や中日杯も制した。古馬になってからも勢いはとどまらず1400mから2100mまで様々な距離の重賞を勝利し、地元ではほぼ無敵の強さを誇っている。今回は休み明けに加えて相手関係も強力だが、名手・吉原寛人騎手とビッグタイトル奪取に燃える。
■セイカメテオポリス(牡4、大井・渡辺和雄厩舎)
南関東の現役屈指ステイヤー。デビュー2連勝を飾り、鎌倉記念でも2着に好走するなど若駒の頃から活躍。3歳時は南関東の牡馬クラシック戦線を沸かせ、秋には戸塚記念で重賞初制覇を飾った。古馬入り後は金盃や東京記念で2着。ダイオライト記念でも勝ち馬とコンマ差の5着に入るなど2000mを超える距離ではダートグレード競走でも能力はヒケを取らない。得意の距離で重賞2勝目なるか。
その他にもレパードSで重賞初制覇を飾ったカフジオクタゴン(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)、重賞3勝馬メイショウカズサ(牡5、栗東・安達昭夫厩舎)、ダート転向4戦目のラーゴム(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)などが出走する。
【金沢・白山大賞典注目馬】金沢唯一のダートグレード競走に多士済々な12頭集結
2022年10月4日