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【漫画】親ガチャを回せる世界、不遇な少年の決断とは? 奇妙な世界で紡がれる男女の物語に胸が締め付けられる

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七海:そうですね。どのようなラストがいいかなと悩みはしたんですけど、最終的には編集さんと話して決めました。設定を思いついたときに、本当に「親ガチャ」があったらどうなるかなと考えたんです。よく性格とかも親の遺伝子が影響するって言うじゃないですか。だからもし本当に「親ガチャ」をしたら、その当人は自分じゃなくなるのではと思いました。

皆「親ガチャしたい」って言うけど、本当にしたらその感情すらもなくなってしまうと思って。その疑問を読者に投げかけたかったので、後半の展開やラストシーンはこのような形にしました。

ーー七海さんが漫画を描き始めたきっかけは?

七海:実は私は元々漫画家になりたかったわけではないんです。どちらかと言うと、描きたい話が先に思いつくんですよね。そしてアニメ会社やゲーム会社に就職して監督やシナリオライターになるよりも、1人で漫画家になる方が早くたくさん描けるなと思ったのがきっかけでした。

今は18歳で、漫画家になろうと思い始めたのは、14歳か15歳です。元々少し画は描いていて、習っていた時期もあるので人に見ていただけるレベルの画は描けたのも大きかったですね。もちろん今は片手間にやっているわけではなく、真剣に活動させていただいています。

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ーー今後はどのような漫画を描きたいですか?

七海:今後はアクション漫画とかも描いてみたいです。ただどうしても考える方向が鬱系のストーリーになってしまうので、王道バトル作品ではなくダークファンタジーになると思います。『ぼくらの』とか『なるたる』を描いている鬼頭莫宏先生がすごい好きで、そういったポジションの作家になりたいですね。とにかく今後はしばらく読切を描いていけたらなと思っているので、機会があれば読んでいただけると嬉しいです。

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