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「勝てるわけがない」マンU完敗の理由。明らかになったマンCとの差とは?【分析コラム】

フットボールチャンネル

●マンチェスター・シティがダービーマッチで大勝

 プレミアリーグ第9節、マンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドの「マンチェスター・ダービー」が現地時間2日に行われ、6-3でホームチームが大勝した。特に前半はシティのワンサイドゲームとなり、早々に勝負が決してしまった。なぜユナイテッドはこれほどまでの“完敗“を喫してしまったのだろうか。(文:安洋一郎)

 「我々には信念がなかった。ピッチ上で信念を感じられない状況で試合に勝てるわけがない」

 試合後にマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハグ監督は、アウェイで3-6と大敗したマンチェスター・シティとの「マンチェスター・ダービー」をこのように振り返っている。

 特に前半のパフォーマンスは最悪だった。直近のリーグ戦4試合で2失点と堅守を誇っていた守備が崩壊。結果的に前半だけで15本のシュートと7本の枠内シュートを浴び、0-4のリードを許し、早々に勝負が決してしまった。その不甲斐ないパフォーマンスから、褒められるべきではないが、前半途中に帰宅するサポーターも見受けられた。

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 なぜ、ユナイテッドはこれほどまでに残念な前半となってしまったのだろうか。

●マンチェスター・ユナイテッドの前半がダメダメだった理由
 
 開始2分に右SBのディオゴ・ダロトがジャック・グリーリッシュに対してファウルを犯してイエローカードを提示されたときからこの試合のユナイテッドは何かがおかしかった。

 最終ラインからボールを繋ぐシティに対して、高い強度でプレスを掛けるわけでも、低い位置でブロックを敷いてスペースを埋めるわけでもなく、中途半端なポジションを取ったことで簡単に相手に剥がされ、試合開始直後から何度もピンチを迎えた

 この試合における守備の規律のなさはテン・ハグ監督も試合後に指摘しており、ホームのマンチェスター・シティからすると、勝利への信念も、守備の規律も欠けていた相手チームを崩すことは容易だった。

 そして両チームにおいて対照的だったのが「切り替えのスピード」だ。シティは全選手がサボることなくフルスプリントでプレスバックを行い、被カウンター時には2人がかりで起点となる選手を潰すなど、切り替えの部分(トランジション)で優位に立っていた。

 一方のユナイテッドは切り替えが遅く、自陣で何度もセカンドボールを拾われて二次攻撃、三次攻撃を受け続け、相手陣内に攻め込んでボールを失うと、そこからほぼ確実にカウンターを発動されていた。

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