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山本麻衣が世界で得た課題…「W杯という舞台で力を発揮することの難しさを感じました」

バスケットボールキング

 トヨタ自動車アンテロープスでもチームメートの馬瓜ステファニーとともに、6月には「FIBA 3×3 バスケットボールワールドカップ 2022」(3人制)、そして9月には5人制の「FIBA女子ワールドカップ2022」と、1年に2度の“ワールドカップ”に出場した山本麻衣。

「3人制でも5人制でも世界の舞台に立てるチャンスをいただき、ここに立てることがうれしいので、楽しんでやりたいです」と臨んだ今回の5人制での世界大会を終え、「(3x3と比べて)レベルが全然違い、そんなに甘くない世界だということを今シーズンの日本代表活動で思わされました」と言う。

 特に「3人制だと1人を抜いたらほぼノーマークでシュートに行くことができますが、5人制ではそうはいかない。いろんな選手との駆け引きや、その中で判断していく難しさを感じました」と振り返った。

 今大会では、相手のほとんどが日本の攻撃の起点となるポイントガードにタイトなディフェンスを仕掛けてきた。「どのチームもボールを持たせる前にプレッシャーをかけてきました。そうなったときにオフェンスの足が止まったのが今回の課題です。なるべく自分からボールをもらいに行かなければいけなかったですし、私が(ボールを)持たなくても、周りの選手が安心してプレーできるような声がけやガードとして指示を出していくことができたら良かったです」と、山本。

 さらに「ワールドカップという舞台で力を発揮することの難しさをすごく感じました。スピードあるプレーに関しては通用したと思いますが、その後の判断などはもっと練習していかなければいけないです」とも語った。

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 山本は、国内では昨シーズンのWリーグでトヨタ自動車の2連覇に大きく貢献。プレーオフMVPも獲得した。高いスキルと強いフィジカルを持ち、ドライブや3ポイントシュートを勝負強く決めるガードで、今大会でも持ち味の得点力を発揮したいところだったが、特にシュートの調子が上がらず。1試合の平均出場時間も9.3分に留まった。

 しかし、思ったようなプレーはできなかったものの、世界のトップレベルの選手たちと戦ったことは今後への収穫にもなったよう。

「(相手の)高さに対してシュートのときに意識してしまったところはありますが、それは世界大会に出なければ経験できなかったこと。今回、課題が見つかって良かったと思います」

 チームとしても新体制で臨んだ初のワールドカップ。「チームのバスケットは、原則がある中で、周りのみんなが判断して(動いて)いきますが、世界のディフェンスはそんなに甘くはなかったです。自分たちがやろうとしているプレーを壊されたときの共通認識というか、サポートしたり、チームとして苦しい状況になったときに声をかけたりなど、コートの中でもっと話していけば良かったのですが、悪い状況になったときに孤立して1対1になってしまいました」と言う。

 パリオリンピックは2年後。厳しい出場権争いが迫っている中、山本は自らに言い聞かせるようにこう発した。

「改善点しかないですね。(ワールドカップでは)日本人にはない身体能力の高さを感じることができました。そこは日本に帰ってからも、日本人同士ではありますが、(意識しながら)頑張っていきたいです」

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