top_line

気持ちいい!サクサク進む爽快パズルゲーム
「ガーデンテイルズ」はここからプレイ!

常葉大菊川vs知徳

高校野球ドットコム

常葉大菊川が完封継投で、得点も重ねて知徳にコールド勝ち

5回無失点で先発の責任を十分に果たした常葉大菊川・久保

<第75回秋季東海地区高校野球静岡県大会:常葉大菊川8-0知徳>◇1日◇準決勝◇草薙

 常葉大菊川はこの夏、4回戦でコロナ禍によって大幅にメンバー入れ替えとなり静清に敗れて悔しい思いをした。その無念さも晴らしたいところだ。今大会では、3回戦でその静清と当たり、雪辱を果たしている。そして準々決勝では静岡に大勝してベスト4入りを果たしている。

 知徳は川根、駿河総合、御殿場西といったところを下しての準決勝だ。193センチ、98キロという堂々たる体格から投げおろしてくる小船投手も注目を浴びている。いうならば、小船投手対常葉大菊川打線というのが、試合の焦点になっていくのではないかというところでもあった。常葉大菊川は、対策としてマシンを台に乗せて高さを作って、角度のある球に対応して目を慣らしてきたという。結果としては、その効果はあったと言ってもいいのであろうか。

 初回、ともに先頭打者が安打して出塁するが、知徳は盗塁失敗でチャンスの芽を摘んでしまった。これに対して常葉大菊川は四球で一、二塁とすると、内野ゴロ失策で幸運な1点が入る。なおも無死一、三塁という場面で、4番・鈴木叶が左犠飛を放ち、この回2点を奪った。

 さらに常葉大菊川は3回にも、2死走者なしから鈴木叶が左翼線二塁打すると、続く梶原が右前へ適時打を放って3点目。試合は、常葉大菊川の流れで進んでいく。

広告の後にも続きます

 勢いづいた常葉大菊川は4回にも内山、岩崎と7番、8番の連打とバントで1死二、三塁として、1番・勝亦の右前適時打で追加点。さらに四球などで2死満塁となったところで、4番・鈴木叶が左前へ2点適時打を放ち、この回3点。6対0とリードを広げた。

 さらに5回にも常葉大菊川は6番平出の中前打からチャンスを作ると、相手失策にも乗じてさらに2点を追加。そして、先発久保が5回を1安打に抑えて、6回からはエースナンバーをつけた福住が2イニングを0に抑えた。7回2死まで5人をきっちり抑えていたが、そこからやや勝ちを急いだのか4番・高橋 大海に中前に打されると連続四球で、いくらかバタついてしまった。それでも、最後はしっかりと三振で切って取ったのはさすがだった。結果として、常葉大菊川は盤石の完封リレーだったということでいいだろう。

 これで、決勝はくしくも”常葉大系列校対決”ということになった。石岡 諒哉監督は、「このところの試合では、序盤に点を取られることも多かったので、形はどうであれ先に点が取れたことはよかった。初回の守りで、先頭に安打されたけれども、それをすぐに盗塁で刺したことも大きかった。これで、チームがリズムに乗れて、次の攻撃にもつながっていった」と、初回の攻防は大きかったと振り返っていた。また、決勝が常葉大系列校同士の対戦となったことに関しては、「常葉同士の決勝は、丁度自分の現役の時の秋季大会以来ではないですか」と何かしらの因縁を感じているようだ。それでも、「センバツに行くには、やはり東海大会には県1位で行っておかないといけない」と引き締めていた。

(取材=手束 仁)

 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル