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星名美怜×鈴本美愉×川尻恵太「意見を出し合い、嘘のない同級生に」~舞台『ドラマチックハイスクール』インタビュー

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鈴本美愉


――川尻さんから、星名さんと鈴本さんに期待することはありますか?

川尻:この二人のキャラクターでイメージしているのは、中学校からの親友だけど、変わろうとしている人とそのままでいいじゃんと思っている人。親友だけど絶妙な距離感。グループが分かれて疎遠になりかけたり、でもやっぱこの子じゃないととなったりするような、高校生ならではの関係性を、全編を通して見せられたら良いのかなと思っています。

■どんな意見も出せるカンパニー

――稽古は7日からと言うことで、まだディスカッションの段階だと思います(※取材は9日)。他のキャストさんと話してみて、印象はいかがでしょう。

星名:お話しが上手ななだぎ武さんが MCみたいに皆さんにお話を振って進めてくれて、すごく助かる存在です。田島芽瑠さんは人見知りしないのでたくさん話しかけてくれて場を和ませてくれる。お二人のパワーに救われています。唐橋充さんは違う角度から聞いたことのないようなエピソードをたくさんお話ししてくださる。こんなに面白いキャラクターの同級生が揃っていたら、絶対に楽しい学園生活間違いなしだと思います。

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鈴本:皆さん、人生についてすごく考えていて、頭の切れる方が多いという印象を受けました。私はあまり後先考えずに生きているので、人生設計を立てている皆さんから良い影響を受けたいなと思いましたね。

川尻:狙ってキャスティングしたわけじゃありませんが、全員ちゃんとバラバラ。2日目は自分の人生について話したんですが、見事に通ってきている場所が違うんですよ。小さい頃から芸能界にいる方が多いので、普通の高校生活を送っていない。その中でも仲の良い友達の話があったり、ちょっとした共通点があったり。そういうところは作品を作るヒントになるなと、今の段階では思っています。

星名美怜(私⽴恵⽐寿中学)


――稽古に参加しての感想や現時点の手応えを教えてください。

星名:私が舞台に対して持っていたのは、それぞれのパーソナルなことを知るよりも役についてみんなで考えて話し合うというイメージ。でも今回はお互いのことを知る機会が多くあるので、嘘のない同級生になれるんじゃないかと思います。お互いを知ろうとする時間の大切さを改めて知りましたし、それによって観ている方の心をより動かせるんじゃないかと思います。

鈴本:私は昨日からの参加で、稽古はまだ1日だけ。でも、全体の雰囲気がすごく和やかです。個性は強いし考え方はそれぞれだけど、輪の中に入っていて居心地がいいと感じました。このキャスト・スタッフの皆さんと一つのものを作っていくのがすごく楽しみです。

川尻:信頼関係がないと話せないこともあるので、関係性が構築されるとより深いエピソードが出てきたりする。初日からカメラが回っていたけど、「これ使わないでくださいね」みたいな。

星名:それ言っていいんだ、みたいな話もありましたよね(笑)。

川尻:最初に「これだめな話なんですけど……」って(笑)。稽古2日目の後半は、自分の人生について語ってもらいました。仲良い人ともなかなかしない深い話をしたこともあって、短い時間で距離が縮まっていっている気がしましたね。みんなの意見を取り入れながら作っていくので、考えを言いやすくなるのは良いこと。関係ができていないと、言いたいことを抱えたまま本番が終わっちゃうこともあり得ると思うけど、「この人たちは何を言っても受け入れてくれる」「意見が対立しても喧嘩にならずに建設的な話ができるんじゃないか」っていう空気はできているのかなと思いました。

『ドラマチックハイスクール』稽古場メイキング映像①/今後も随時更新されていく予定だ

>(NEXT)それぞれの学生時代の思い出は……

■それぞれの学生時代の思い出は……

――印象に残っている学生時代の思い出、自分の学校ならではのユニークな行事などがあれば教えてください。

星名:私は中高一貫の学校でした。私立恵比寿中学というグループに入ったのが中学1年の5月で、中学生になって2つの中学に通うみたいな状況になりました。今はアイドルグループがたくさんあって受け入れられていますが、当時はまだそういう雰囲気じゃなくて。エビ中の曲は変なものも多いのでいじられていたと言うか、学校は楽しいけど少し浮いていたんです。でも、年月が経つとアイドル文化が浸透してきたし、学校のみんなも私の活動をずっと見てくれていたのでライブに遊びにきてくれたり、陰で応援してくれる子が増えました。ある音楽番組への出演が決まったときのことが印象に残っています。休むと単位を落としてしまうから、リハーサルをして授業に出て、また収録に戻るスケジュールになったんですね。そうしたら、番組の収録に戻る時、他のクラスの子たちもみんな廊下に出てきて、「頑張ってね」って送り出してくれました。その時に、学校生活との両立を諦めなくてよかった、本当にたくさんの人が支えてくれて応援してくれているんだと感じて、嬉しかったことを覚えています。

星名美怜(私立恵比寿中学)


鈴本:私の学校はとても田舎でした。他の学校とちょっと違うんだろうなと思うのは、学校の敷地内に畑や田んぼがあること。自分たちで芋やにんじん、キャベツやナスを作ったり、田植えや稲刈りをする授業があるんです。田舎ならではなのかなと思います。

川尻:僕は札幌の端っこの方。美愉ちゃんと同じで田舎でした。学校の周りはメロンとスイカを育てる農家さん。スイカを盗むと停学、メロンを盗むと退学。スイカとメロンで価値の差があるんだと思っていました。

星名・鈴本:(笑)。

川尻:最初お笑い芸人を目指していて、同級生とコンビを組んでいました。田舎で芸能界を目指している人もいなかったので、20代半ばの頃、学校の20周年記念パーティーに余興で呼ばれましたね。学校あるあるみたいな漫才をして、スイカ停学メロン退学のネタはすごくウケましたね(笑)。

――もう一度学生時代に戻れたらやりたいこと、やり直したいことはありますか?

星名:さっきも言った通り、私は中高一貫校でした。結構シビアな学校で、成績順でクラスが決まっていたので、上位はあんまり変わらないんですよ。そういうクラスは体育祭とかの団結力もすごくて、勉強もスポーツもできてチームワークもバッチリみたいな。私はそんなに勉強に力を入れていなかったんですが、いざ大学受験をするときに、推薦で受けるには評定が足りないということがあってすごく悔しい思いをしました。そういう知識がもっとあったらな……と思ったので、もし自分に子供ができたら「勉強をサボるな」と言いたいです。

鈴本:私は学生時代、成績は中間くらい、趣味や習い事も全部中途半端でした。何か一つ、すごく好きなことや熱中できることがあったら良かったと、大人になってから思いましたね。

川尻:僕は結構悪目立ちして怒られるタイプでした。いるじゃないですか、三人で騒いでいたのに一人だけ怒られるみたいな。振り返ると、もっと賢く生きられたなと思うので、もう一回学校生活を送れるならうまく立ち回りたいです。

鈴本美愉


■キャスト陣をよりリアルに感じられる作品になるはず

――ファンの皆さんも、「どんな感じになるんだろう?」とワクワクドキドキしているだろうと思います。皆さんへのメッセージをお願いします。

星名:観にきてくださる皆さんは、大人の方もいれば学生さんもいると思います。この作品は、青春時代に自分が味わったもの・味わえなかったものを改めて感じられるものになるんじゃないかと思います。きっと誰しも「やり残したことがある」とか、「こういうことをしてみたい」という心残りがあると思います。この舞台でそんな気持ちを消化できたらと思いますし、自分の青春を振り返ると共に、キラキラを味わっていただけたら。まだ分かりませんが、もしかしたらアドリブもあるかもしれません。何回でも足を運んでいただき、皆さんにとっての青春の思い出を改めて作っていただけたら嬉しいです。

鈴本:今回の作品は、キャラクター設定も仮の状態で、台本も今の段階ではありません。これからディスカッションを重ねて色々変わっていくでしょうし、私たち自身も色々と未定の状態です。私もすごく楽しみですし、皆さんにもどんな作品が見られるのか楽しみに足を運んでいただきたいと思います。

川尻:脚本・演出家という仕事をしていると、一人で作品を立ち上げ、僕がイメージしたものを作っていくことが多いんです。もちろん稽古をしながらキャストさんの考えも入っていきますが、土台は僕。今回はみんなの考えがより濃く入ってくることで、皆さんが観た時に、よりキャストたちの考え方が分かるし、キャストたちがリアルに見えてくる・感じられるんじゃないかって思っています。海外ではこういうメソッドもありますが、日本ではあまりやられていない方法です。こうした作り方でどんな作品ができあがるのかを楽しみにしていただければいいなと思いますね。

『ドラマチックハイスクール』SPOT映像公開!

取材・文=吉田沙奈

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