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ジョン・ブアマンのSF問題作「未来惑星ザルドス」、半世紀を経て新たに公開

キネマ旬報WEB

「殺しの分け前/ポイント・ブランク」(67)や「脱出」(72)の異才ジョン・ブアマンが、ショーン・コネリー主演で撮り上げたSF巨篇「未来惑星ザルドス」(74)が、初公開から約半世紀を経て11月4日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。日本オリジナルの新ポスタービジュアルが解禁された。

 

 

ブアマンが製作と脚本も兼ね、驚異的イマジネーションで作り上げた結果、人類の恐るべき未来を予見してしまったかのような「未来惑星ザルドス」。ショーン・コネリーは弁髪&赤ふんどしで大地を駆ける雄姿で、ジェームズ・ボンド俳優のイメージを払拭。共演のシャーロット・ランプリングは性を超越したクールな美しさを湛えている。

【生と死】【神と人間】【愛と性】【自然と文明】といった作品テーマに、自作「2001年宇宙の旅」(68)との共通点を見出したスタンリー・キューブリックは、制作に際してノンクレジットでテクニカル・アドバイザーとして協力。また撮影に「2001年〜」の名カメラマン、ジェフリー・アンスワースを抜擢するなど、さまざまな便宜を図ったという。宙に浮かぶ巨大神像ザルドスの強烈な造形はもちろん、合わせ鏡の無限反射、サイケデリックな投射イメージ、「テネット」でも多用された逆転撮影など、ブアマンとアンスワースが映像表現の原初に立ち返ったトリック撮影も大きな見どころだ。

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だが、宗教批判と神殺し、永遠の生よりも死を讃える先鋭的メッセージを突きつける本作は、初公開時に一部の批評家とわずかな観客以外には受容されなかった。それから半世紀を経た現在も評価は揺れ続け、SF映画史上屈指の問題作として孤高の地位を保っている。

 

〈作品評〉
今後何年にもわたり、映画ファンたちの間で議論されるだろう
──LA タイムズ紙(1974)
独創的かつ挑発的。ブアマンの最も過小評価されている作品
──シカゴ・リーダー紙(1985)
ビジュアルも鮮烈なブアマンの最高傑作。再評価に値する
──チャンネル 4(2019)

 

                

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