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【ライブレポート】NMB48、結成12周年コンサート「NMB48 12th Anniversary LIVE」完走!川上千尋「今の現状を満足していません」

WWSチャンネル

「NMB48 12th Anniversary LIVE Day3 JUMP虫」の様子(C)Showtitle

9月30日、NMB48がグランキューブ大阪で「NMB48 12th Anniversary LIVE DAY 3 JUMP虫」を開催した。12周年にかけてNMB48楽曲を120曲披露するというコンセプトで4日間にわたって行われてきた12周年ライブもこの公演でファイナルを迎えた。かぶり曲がほとんどなく、全公演それぞれ違った雰囲気を楽しめるのが今回のライブの大きな特徴となっている。


川上千尋「みんなが向上心を持つNMB48ならまだまだ大きくなれる。」】
この日のオープニングアクトは、泉綾乃、岡本怜奈、貞野遥香、新澤菜央、塩月希依音、出口結菜、中野美来、原かれんによる「NMB48」。ここに71名の9期候補生がステージに登場し、客席のファンに手を振りながらフレッシュなパフォーマンスを見せた。李始燕(7.5期)、隅野和奏(7期)、坂田心咲(8期)のインタビューを収めたオープニング映像が映し出された後、「Overture」
が流れ、「オーマイガー!」で本編がスタート。「DAY 3 JUMP虫」はこれからのNMB48を担う次世代メンバー(7期、7.5期、8期)をフィーチャーした公演ということで、序盤からフレッシュなメンバーたちを軸としたフォーメーションで熱くて元気なパフォーマンスを披露。

【写真】結成12周年コンサートを完走したNMB48

TeamBIIのブロックでは27thシングル「好きだ虫」に収録の新曲「スワンボート」を初披露。隅野和奏は「初恋の曲で、私たちTeamBⅡのフレッシュな雰囲気に合っているなって思います」と楽曲の良さをアピールした。続いて、難波鉄砲隊のメドレーを聴かせたり、「サササ サイコー!」からの数曲はメンバーが客席に下りて練り歩くファンサービスも。後半は、この秋からチームの垣根をこえた新公演がスタートするということで、見てみたいと思うテーマに投票してもらうためのプレゼン企画コーナーも展開。セーラー服で青春感のある「なんばSCHOOL」、じっくりと歌声を聴かせる「なんばSING」、NMB48らしさの一つでもある“お笑い”をふんだんに盛り込んだ「なんばCOMEDY」と、どれも個性的。終盤は、期生別コーナー(DAY 3は7期+7.5期+8期)、そしてオリコンランキング1位を獲得した最新シングル「好きだ虫」など、シングル曲を中心に会場をさらに熱くさせる。

川上千尋が「私たちは今の現状を満足していません。4日間を通して、メンバーそれぞれが悔しい気持ち、頑張ろうという思いを持って活動していることを改めて知りました。その悔しい気持ちは上を目指す一つの理由になると思います。みんなが向上心を持つNMB48ならまだまだ大きくなれる。そんなNMB48の歴史をこれからも一緒に築いていってくださると嬉しいです」とメンバー全員の思いを代弁し、全員で「難波愛」を歌って本編を締めくくった。

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アンコールでは「三日月の背中」「届かなそうで届くもの」を歌い終わったところで、プレゼンが行われた新公演のテーマの結果発表が行われた。「なんばSCHOOL」が869票、「なんばSING」が903票、「なんばCOMEDY」が1030票を獲得し、新公演のテーマは「なんばCOMEDY」に決定した。


【10月15日には東京公演「NMB48 12th Anniversary LIVE 東京虫」が開催】
残りわずかということで、ここでキャプテンの小嶋花梨が李始燕に4日間の感想を求めると、李は「120曲というたくさんの曲を歌わせてもらうということで、『大変だなぁ』と思ったんだけど、4日間を終えて、自分自身を褒めていいかなって思いました。やり切ったかなと思うんですけど、まだ『東京虫』(東京公演)が残っているのでこの勢いで頑張りたいです。それから、韓国から日本に来たんだから選抜メンバーにもなりたいです! このメラメラの目ん玉で、みんなの席を奪います!」と力強く宣言した。

ここでサプライズ音が鳴り、金子剛NMB48劇場支配人が登場。メンバーたちの4日間の頑張りを見て、急遽、10月15日に東京・日比谷野外音楽堂で開催の「東京虫」に4人のメンバーが追加を発表しました。そのメンバーは、眞鍋杏樹、佐月愛果、早川夢菜、そして8期生の田中雪乃。眞鍋は驚いて涙を流しながらも、「大阪でお留守番だと思っていたので、追加ですけど選ばれたので、精一杯東京で輝いて、『私が眞鍋杏樹だ!』と証明したいと思います」と意気込みを語った。佐月も「3月に『NAMBATTLE2』が行われてから、言葉に出さなくても悔しい思いがずっと胸にありました。『東京虫』が発表された時も自分の名前がなくて、悔しいけど仕方ないなと思う部分もあって・・・。なので今回、選んでいただけて嬉しいです。『NMB48の佐月愛果はここにいるぞ!』というのをもっとたくさんの方に知ってもらって、NMB48を広めるきっかけになりたいです」と喜びを伝えた。早川は「先日、初めて舞台に出させていただいて、大阪と東京の公演に出演しました。東京で初めてNMB48の早川夢菜を知ってくださった方が多くて、今回のコンサートも『東京はないの?』ってコメントをいただいて、『選抜やないから無理やね』って答えてました。でも、選んでいただけたので、自分ももっとNMB48をいろんなところに広めていける存在になりたいし、自覚を持たないといけないなと改めて思いました。ありがとうございます」と溢れる涙を抑えて感謝の気持ちを口にした。田中は中学生のため、時間の関係でこの発表時は既にステージから退場した後となった。

嬉しいサプライズ発表があった後、「今日まで4日間5公演させていただきました。プラスなことばかりではなかったかもしれません。でも、昨日『アンダーLIVE』を見たり、今日の7期、7.5期、8期の背中を見たり、ドラ3(ドラフト3期生)・6期の背中を見たりした時に、『やっぱりNMB48好きだなぁ』って心から思いました。今日休んでいる本郷柚巴ちゃんも含めて、みんなで夢を叶えたいって心から思えた4日間でした。ファンの皆さんのためにもっと嬉しいお知らせがしたかったと思いますけど、これが現実だと受け止めて、これからもメンバー全員で精進していきます。この4日間、ファンの皆さんの存在が一番大きかったです。本当にありがとうございます。これからもファンの皆さんに今以上に嬉しい報告、輝く姿をお見せできるようにみんなで頑張りますので、13年目のNMB48も応援よろしくお願いします!」と、キャプテンの小嶋が4日間5公演を振り返って、思いを伝えた。現状に満足せず、素直に悔しさも伝えつつ、向上心が感じられるメッセージに会場に大きな拍手の音が鳴り響いた。その後、120曲目となる「てっぺんとったんで!」を披露し、さらにWアンコールで「青春のラップタイム」を歌って12周年記念ライブの幕が下ろされた。

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