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宇都宮ブレックスの王座奪還を後押ししたフロントスタッフの“強さ”とは

バスケットボールキング

 2021-22シーズン、宇都宮ブレックスは5年ぶり2度目となるBリーグ王者に輝いた。このクラブとしての悲願達成における、選手やコーチ陣の活躍は誰もが知るところだろう。
 しかし、プロスポーツを成り立たせる上で、彼らを支えたフロントスタッフの存在も忘れてはならない。
 そのうちの一人であるビジネスセールスグループ マネジャーの多田敦さんにどのような思いで日々働き、クラブを支えているのか話を聞いた。

インタビュー・文=峯嵜俊太郎
写真=宇都宮ブレックス

◆■バスケットの面白さを伝える“喜び”に満ちた仕事

――多田さんが株式会社栃木ブレックスに入社するまでの経緯を教えてください。
多田  私は立命館大学から、当時ブレックスの親会社だった「リンクアンドモチベーショングループ」に新卒で入社し、その後ブレックスに入りました。

――もともとスポーツに関わる仕事をしたいという希望はあったのでしょうか?
多田  私自身、中学生の頃からバスケットをやっていて、大学に入ってすぐにケガをしてからも学生スタッフとして部活は続けていました。また、学業としてもスポーツビジネスを専攻していたので、将来的にはそうした仕事に携わりたいと思っていました。

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――入社前、日本のバスケット界に対してはどのような印象がありましたか?
多田  自分がもともとバスケットの競技者だったので、プロ野球やサッカーは盛り上がっているのに、こんなに面白いバスケットがなぜ盛り上がらないのだろうと思っていましたね。ですので、今のバスケットを知らない方々に知ってもらうという仕事は、私個人としても喜びに満ちていますし、実際に「面白い」と言っていただくことは本当にうれしいです。そうした経験を通して、ブレックスに入社してからもっとバスケットが好きなりました。

――実際に仕事としてバスケットに関わるようになって、初めて気づいたことなどもあったかと思います。
多田  バスケットの試合をやるということは、すごく大変なことだと率直に感じました。こんなにも多くの人の働きや努力、支えによって1試合1試合が成り立っているのだなと。今までチケットを買って観戦していた試合に対する捉え方は、入社前と入社後で大きく変わりました。

――ブレックスはBリーグのなかでも地域に根差したクラブですが、そうした面も入社後に強く感じたのではないでしょうか?
多田  そうですね。コロナ前は地域貢献活動を多い時で年間400回くらいさせていただいていたのですが、お祭りに訪問したり、選手と一緒に学校の前で挨拶をしたり、そうした活動を通して地域の皆さんと直接触れ合うことで、地域に愛されている存在だということは強く感じました。

◆■心に響いた言葉「スポンサーである前に、ファンである」

――多田さんはスポンサーセールスグループのマネジャーをされていますが、そうした仕事でも地域密着の効果は感じますか?
多田  多くの地元企業さまに応援していただいていますので、それはとても感じます。試合に来てくださるスポンサーの方々も非常に多いですし、ブレックスを応援したい、ブレックスを通じて栃木県を盛り上げたいとか、そういった考えで協賛いただくことが多いので。「BREX NATION」という言葉がありますが、間違いなく、スポンサー企業の皆さまもそのなかの一つだなと強く思います。

――実際に地元企業とはどのような取り組みをしてきたのでしょうか?
多田  例えば、チームができて間もないころからサポートしていただいている「株式会社栃木銀行」さまとは、地域のバスケットボール教室を夏場に7~8回ほど開催して、その様子を各支店で写真展にしてもらっています。教室に参加した親御さんや子どもたちの来店のきっかけにもなりますし、地元ならではの取り組みかと思います。

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