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前作を超える『ユミの細胞たち2』 キム・ゴウン×GOT7 パク・ジニョンで第2章へ

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『ユミの細胞たち2』(CJ ENM公式サイトより)

 『ユミの細胞たち』は3Dアニメーションと実写が組み合わさった新感覚ドラマ。2021年に大反響を呼んだシーズン1に続き、待望のシーズン2がパワーアップして戻ってきた。ヨーロッパやアジアなどの160カ国以上で配信される人気ぶりで、日本ではAmazon Prime Videoで視聴可能だ。また、今年の7月に開催された韓国の配信コンテンツを対象とした初の授賞式となる「第1回 青龍シリーズアワード」では、本作で主人公のキム・ユミを演じたキム・ゴウンが主演女優賞を受賞している。

参考:Netflixやディズニープラスだけじゃない 韓国ドラマ配信サービスまとめ

 原作は累計34億ビューを記録した大人気ウェブ漫画(※)。食品会社で働く主人公のキム・ユミ(キム・ゴウン)が日常を過ごす中で、脳内にいる細胞たちの世界が同時に描かれる。愛細胞、理性細胞、感性細胞、腹ぺこ細胞、ファッション細胞など、さまざまな役割を持った細胞たちはアニメーション技術により最大限に魅力が引き出され、満足度の高い仕上がりだ。

 少しおさらいをすると、シーズン1ではユミとゲーム開発者のク・ウン(アン・ボヒョン)とのロマンスが繰り広げられる。彼らの恋愛は至って平凡だ。何でもないことが幸せで、どうでもいいことでケンカして。刺激的な毎日ではないけれど、誰かが隣にいてくれる心強さ。全恋人たちが経験したであろうこと、または恋愛において誰もが抱いたことのある感情やほんの些細な心情の変化の描写により、リアルな恋愛模様が多くの共感を生んだ。限りなく現実に近かったからこそ、2人が迎えたラストに消化しきれないままの人もいたのではないだろうか。そうだ、恋愛ってこんなものだったと。

 ユミの恋愛や人生、細胞たちの全てがアップデートされたシーズン2は、さらに面白い内容となっている。シーズン1で引きずっている感情を整理する時間をくれる優しさもあり、ユ・バビ(GOT7/パク・ジニョン)に自然と心を開いていったのはユミだけではなく視聴者も同じだ。

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 ユミと同じ会社の部署で働くバビはシーズン1ですでに登場しており、シーズン2の予告ポスター公開時には話題となっていた。元カレのウンを越える人が出てくるのか、むしろ新しい恋愛なんて受け入れたくない気持ちでさえあったが、バビによってユミ(と私たち)の閉ざされていた心の扉が少しずつ解放されていく……。

 誠実で優しくて謙虚、愛情表現はどストレートで、ずっと見つめていたくなるルックスに甘さと色気が両立する彼を好きにならない理由が見当たらない。完璧な彼氏=パク・ジニョンと思わせるほどマッチした役に猛スピードでハマってしまう。ユミとバビの甘い時間をたっぷりと堪能させてくれるが、2人にとって辛い時間もしっかりと感情移入させてくれる。もうひとつ、見どころとなるのは元カレのウンの登場だ。少し複雑な気持ちになってしまうが、三角関係へと発展していくのかも注目すべきポイントだ。さらに、細胞たちには舌細胞、右手細胞、バービー細胞、アン・デヨン細胞(筋肉質のスーパーヒーロー)などのニューフェイスによる笑いのレベルもバージョンアップしている。

 シーズン1との大きな違いは、ロマンスだけでなくユミ自身の人生についてスポットが当てられていることだ。ユミは幼い頃から小説家になるのが夢だった。ユミのようにとりあえず就職して、いつの間にかどこかに夢を押し込めたままの人は多いのではないだろうか。30代も中盤に差し掛かかり、大きな不満はない生活を捨てて新しいことに挑戦するのは容易なことではない。それどころか勇気のいる行動である。だからといって、安定した道も上手くいっている恋愛も必ずや幸せになれるのかといえばイコールではない。ターニングポイントを迎えたユミがどのような決断をして進んでいくのかと同時に、“自らが幸せになる道”を見つける姿は、何かヒントをもらえたような背中を押されて前向きにもなれる。シーズン3も期待したいと惜しむ声が聞かれる傑作をぜひ楽しんでいただきたい。

■参考
※ https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0000275

(ヨシン)

 
   

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