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村上春樹ライブラリーのイメージ映像が「背 吉増剛造×空間現代」と同時上映

キネマ旬報WEB

現代詩人・吉増剛造が先鋭的なオルタナティブロックバンド・空間現代と2019年に京都のライブハウス〈外〉で行った朗読ライブ〈背〉。その模様を七里圭監督が記録し、第20回リスボン国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナルコンペティションへの出品が決まった「背 吉増剛造×空間現代」が、10月8日より新宿k‘s cimemaほかで全国順次公開される。このたび同作と併せ、2021年の国際文学館(村上春樹ライブラリー)開館時に七里監督が製作した「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」のフルバージョン(10分)が上映されることが決定した。今回が初めての劇場公開となる。

 

 

「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」は、村上春樹がアンデルセン文学賞を受賞した際のスピーチに触発されて製作したもの。上映の日時と場所は以下の通り。

【日時】10/9(日)、10(月・祝)、15(土)、16(日)、22(土)、23(日)の「背 吉増剛造×空間現代」各回上映前
【場所】新宿K’s cinema

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七里圭監督の「村上春樹ライブラリー・イメージ映像」製作にあたってのコメント
国際文学館(村上春樹ライブラリー)開館記念の映像をどういうものにするか。構想するにあたって、(開館に寄せて村上春樹氏が掲げたキャッチフレーズ)「物語を拓こう、心を語ろう」について熟考することにしました。
そのヒントになったのが、アンデルセン文学賞の受賞スピーチです。このなかで春樹氏は、「小説を書くとき、物語の暗いトンネルを通りながら、まったく思いもしない僕自身の幻と出会います。それは僕自身の影に違いない」「影を排除してしまえば、薄っぺらな幻想しか残りません。影を作らない光は本物の光ではありません」と述べています。
それは、春樹氏の小説に取り組む姿勢をつまびらかに語るとともに、私たちが今生きる社会、現代文明のひずみ、その問題の本質を照射するスピーチであったと考えています。特に「影を作らない光」というメタファーは、都合の悪いものを排除し、どんどん白々と明るく清潔になっていく世の中、人間への警句に思えました。──七里圭

 

 

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