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後藤恵介が熱望した土方隆司戦で敗退も“成長ぶり”見せる。「練習して、土方さんの前にもう1度立ちたい」【Growth9】

TOKYO HEADLINE

 バリアフリープロレスHEROの運営を行うGPSが主催する「Growth9」が9月28日、東京・浅草花劇場で開催され、2大会連続でメインイベントを託された後藤恵介(フリー)が熱望していた土方隆司(フリー)との一騎打ちに臨み、敗れるも成長した姿を見せた。

「Growth」とは“成長する”との意で、若手、中堅、ベテランにかかわらず、各選手が成長した姿を発揮する場で、昨年9月29日の浅草花劇場大会以来、丸1年ぶりの開催となった。

 後藤はフリーの立場ながら、GPSの合同練習に長年参加を続けており、所属選手と切磋琢磨してきた。前大会ではスーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)に玉砕したが、今大会では本人の強い希望により、元バトラーツ、全日本プロレスで狭山市議も務める土方とシングル戦を戦った。

 土方は容赦なく、サッカーボールキック、PKを連発し、スリーパーで絞め上げた。エルボーの打ち合いから、後藤はブレーンバスター、セントーン、ラリアット、ジャックハマーで猛攻。しかし、ダイビング・セントーンを自爆すると、形勢逆転。土方は垂直落下式ブレーンバスター、雪崩式ブレーンバスター、サッカーボールキック、PKと波状攻撃。最後はフィッシャーマンバスターを決めて3カウントを奪取した。後藤は敗れたものの、1年前のSタイガー戦で玉砕した悔しさをバネに1年間精進してきた成果を存分に見せつけた。

 マイクを持った土方は「私と後藤には一つの約束がありました。その約束が今日の対戦につながってます。何年も前、彼がデビューした頃、現場で一緒になる機会がありました。彼はプロレスで自分が歩むべき道をどうしようかと…。プロレスは100人のレスラーがいたら、100通りの戦いがあります。私もいろんな選手と戦うなかで、自分のレスラー人生に影響を与えられた。そんな相談を受けたとき、彼に約束したのは君の人生でプロレスの価値観を変えられるよう、いつか戦う日があったら、そこまで一生懸命頑張るって言ったよな。俺も後藤もまだまだです。このGrowthの名前の通り、次なる成長を目指して頑張ります」と語った。

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 後藤は「自分の気持ちは土方選手が伝えてくれた通りで、またやりたい。次は蹴りをもっと耐えたい。もっとあなたの胸を真っ赤にしてやります。まだまだ成長途中の選手がいっぱいいます!」とマイク。

 2人の言葉を聞いた豊島修二会長は「Growthを今後どうしようか悩んでましたけど、最低でも年1回、海和(択弥)、後藤がどのくらい成長したか、このGrowthでムチャクチャ強い相手をぶつけるよ。海和も後藤も楽しみにしてろよ!」と継続開催を宣言。

 バックステージで後藤は「熱望してのシングル、バチボコに蹴られて、悔しいけど、そのチャンスをもらえたことに、受けてくださった土方さんに感謝です。リング上で土方さんがいろんなことを試合中に教えてくださった。技の一発一発の精度も良く、もう1回自分のなかで、プロレスって何なのか考えて、練習して、土方さんの前にもう1度、立ちたいと思います」と再戦を希望。

 土方は「勝ったとか負けたとか、そういうことじゃなくて。今日でお互いのプロレス人生が終わるわけじゃないんで、今日の試合を契機にお互いにさらに一歩進める試合ができればいいなと思ってリングに上がりました。この試合がどこまで役に立ったか分かりませんけど、彼の活躍を期待してますし、またやりましょう!」と話した。

GPS主催「Growth9」(9月28日、東京・花やしき内浅草花劇場) ◆第1試合 20分1本勝負 〇大谷譲二(7分26秒、エビ固め)清水来人● ◆第2試合 20分1本勝負 〇TORU(9分42秒、体固め)仲川翔大● ※垂直落下式ブレーンバスター ◆第3試合 20分1本勝負 〇海和択弥(13分20秒、海型ど根性デスロック.改)八須拳太郎● ◆第4試合 20分1本勝負 〇ワイルド・ベアー(6分56秒、バックドロップホールド)スーパークラフターU● ◆第5試合 20分1本勝負 〇長井満也(16分40秒、片エビ固め)橋之介● ※雪崩式キャプチュード ◆第6試合 20分1本勝負 〇土方隆司(12分45秒、体固め)後藤恵介● ※フィッシャーマンバスター

 
   

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