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社員締め付け「8割が辞めた」 「逆ギレ恫喝」辞任の船橋屋社長が語っていた過去の「鬼軍曹」ぶり

J-CASTニュース

「くず餅」で知られる老舗和菓子店「船橋屋」(東京都江東区)の渡辺雅司代表取締役社長は、SNS上で拡散された自身の「恫喝動画」をめぐり、2022年9月28日に代表取締役を辞任すると表明した。

創業200年を超える老舗を改革した8代目当主として、メディアでも頻繁に取り上げられていた渡辺氏。過去には自身の強硬な態度が社員の大量離職を招き、社員に対する厳しい口調を経営コンサルタントから注意されていたことなどを明かしていた。

怠慢社員に「怒りを抑えられず、片っ端から締め付けた」

船橋屋は1805年創業の老舗和菓子店。創業家に生まれた渡辺氏は立教大学卒業後、銀行勤務を経て93年に入社。08年に8代目当主に就任すると、10年に発見した「くず餅乳酸菌」を活かした商品開発を推し進めるなど、業績向上をもたらした。

22年9月にツイッター上で、渡辺氏が交通事故を起こした際に激突した運転手の男性に「どっからお前出てきてんだ、この野郎!」などと恫喝する動画が拡散された。

9月27日、船橋屋はJ-CASTニュースの取材に対し、動画の内容について「2022年8月24日、半蔵門周辺にて赤信号に気づかず直進して方向転換したところ、右側から合流した車と接触しました。事故発生直後、お相手の車に接触されたと思い激高し、このような行為に至ったとのことでございます」と説明。事故は渡辺氏の100%の過失で、相手運転手に謝罪や保険金の支払いも行ったとした。

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船橋屋は同日、公式サイト上に謝罪文を掲載。28日には渡辺氏から代表取締役辞任の申し入れがあり、29日の取締役会で受理したと伝えた。

近年は老舗和菓子店を改革した敏腕当主として、メディアに取り上げられる機会も多かった渡辺氏。インタビューなどでは、入社当初の社内の雰囲気について、たびたび言及していた。21年3月11日の「日経クロストレンド」の記事では、次のように紹介されている。

「昔ながらの職人たちは、昼間から酒盛りをしたり、馬券を買いに出たりしていた。その様子に怒りを抑えられず、片っ端から締め付けたところ、『社員は猛反発して、8割が辞めた』(渡辺社長)」

「あいつらが使えねえ」→コンサルから注意も

19年6月19日の日本経済新聞電子版の記事では、入社当初の積極的な改革について「新任の教師のようで、誰も彼も論破して抵抗勢力はバッサバッサと切っていった」と振り返り、自身も「息ができないほど、体調を崩した」と伝えていた。

22年5月22日放送のテレビ番組「グロースの翼~350万社の奮闘記~」(BSテレ東)では、社員に対する「態度」を経営コンサルタントから注意されたことがあると語っていた。

「その方にはじめて15~6年前に会った時に指摘されたんですよ。彼はこう言ったんですよ。『あなたが本気で会社を良くしたいんであれば、社員のことを”あいつら”と言う言い方はやめなさい』と。確かにそういう言い方してたなと。『あいつらが使えねえから』みたいなね。『もうちょっとできるやつはいないかな』とかね、そんなことばかり言ってたんですよ。『それ自体がもう、組織がうまく回らない理由です』と(コンサルから)言われたんですね」

一方で、21年7月20日の日本経済新聞電子版の記事では、採用試験の面接官を担当した新入社員が靴を隠されるなどのいじめに遭っていた際、夕礼で「新人をいじめるなんてどんな会社だ。認識がある社員は出てきなさい」と一喝したというエピソードが紹介されるなど、社員思いの一面も伝えられていた。

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