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【JBA審判グループに聞く!(後編) 】注目!「ヘッドコーチチャレンジ」と「世界で活躍する日本人レフェリー」

バスケットボールキング

【JBA審判グループに聞く!(後編) 】注目!「ヘッドコーチチャレンジ」と「世界で活躍する日本人レフェリー」

・HCCの対象となる主な状況(審判員によってIRSを使用する対象となる状況と同じ)
1)成功したフィールドゴールのショットでカウントされる得点が2点か3点か。
2)成功しなかったフィールドゴールのシューターがファウルをされた場合、与えられるフリースローが2本か3本か。
3)パーソナルファウル、アンスポーツマンライクファウル、ディスクォリファイングファウルがそれぞれの判定基準を満たしているかどうか。あるいはアップグレードまたはダウングレードされるか、テクニカルファウルとみなされるかどうか。
4)ゲームクロックもしくはショットクロックの誤操作が起こった場合、正しく修正されたあとにそれぞれのクロックに表示される時間はどれだけか。
5)正しいフリースローシューターの特定。
6)あらゆる暴力行為の間のチームメンバー、ヘッドコーチ、ファーストアシスタントコーチ、チーム関係者の関与の特定。

上田 映像を使う目的はより良いゲームを提供するため、精度上げるためのものです。ファンの皆さんにも「審判が間違ってた! HCが合っていた!」という議論ではない事を前提に楽しんでいただければと思います。またFIBAとしても新しい取り組みですので、世界中で運用していく中で想定していなかったケースが起きることもあるかもしれません。随時より良くするためのアップデートが行われると思いますので、FIBAのルール改正についてファンの皆さんにも興味を持っていただきたいです。

――他競技にあるチャレンジ成功すると、持ち越しなどはFIBAルールにはなく、各チーム1回ずつ認められたチャレンジということですね。しびれる試合や判定の機会が増え、バスケの魅力が増してほしい!

◆その他のインスタントリプレイシステム(IRS)の追加運用

上田 IRSについてもルール変更があり、主なものは下記のとおりです。

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●2点か3点かの確認
 これまでは成功したショットが2点か3点かのIRSによる確認は、次にゲームが止まった時点で行っていましたが、疑いがある場合はショットが成功した時点で、レフェリーが自発的にIRSをできることになりました(HCCがあったかどうかに限らない)。

●暴力行為の可能性があった場合について
 あまり多く起きるケースではありませんが、暴力行為があったと思われるシーンについては、その時点でファウルをコールしていなかったとしても、その後にレフェリーがゲームを止めてIRSで確認ができるようになった点もポイントです。

 プレーを遡って判定するため、暴力行為があったと思われるシーンのあとに起きた事象について、例えば得点などすべての起きたことは有効となります。処置としてはIRSでの検証の結果、コールされていなかった事象がアンスポーツマンライクファウルであれば2ショットなどの罰則を、ボールポゼッションを除いて起きた順番で行い、ゲームを止めた時点からゲームの再開となります。

――なるほど。後半タイムアウト3回ずつ。オフィシャルタイムアウト1回。両チームがHCCを使用した場合は最大14回ゲームが止まることになり、ゲームが変化するきっかけになりそうです。

◆世界で活躍する日本人レフェリーたち

――この夏の期間は世界大会でも日本人レフェリーが活躍している姿をいくつか見ました

上田 新型コロナの影響により、ここ数シーズンは実施がなかった海外派遣も徐々に復活し、世界の舞台でも日本人レフェリーは活躍しています。審判を生業にしているプロフェッショナルレフェリーは加藤、漆間の2名だけですので、特にそのほかのレフェリーの海外派遣には職場やご家族、各都道府県協会のご協力により実現しています。

高森 海外派遣されたレフェリーには帰国後に担当試合のレポートを作成してもらい、全国の登録審判員に共有することで貴重な経験をシェアして全体のレベルアップに努めています。

――選手同様に世界で活躍する日本人レフェリーのニュースをもっと取り上げ、リスペクト文化の醸成に役立てたいですね。

●日本からレフェリーが派遣された国際大会
大会期間/大会/開催国/派遣審判員
6月12〜19日/FIBA U16 Asian Championship/カタール/岩井遥河
6月27日〜7月5日/FIBA World Cup 2023 Qualifiers Window 3/ニュージーランド/加藤誉樹
7月2日〜10日/FIBA U17 Basketball World Cup/スペイン/漆間大吾、上田篤拓
7月6日〜10日/FIBA 3×3 Asia Cup 2022/シンガポール/名越龍男
7月9日〜17日/FIBA U17 Women’s Basketball World Cup/ハンガリー/熊谷久美子
7月12日〜24日/FIBA Asia Cup 2022/インドネシア/加藤誉樹
8月23日〜28日/FIBA 3×3 U18 World Cup 2022/ハンガリー/名越龍男
8月29日/FIBA World Cup 2023 Qualifiers Window 4/フィリピン/加藤誉樹
8月29日/FIBA World Cup 2023 Qualifiers Window 4/インド/漆間大吾
9月5日〜11日/FIBA U18 Women’s Asian Championship 2022/インド/細田知宏
9月22日〜10月1日/FIBA Women’s Basketball World Cup オーストラリア/漆間大吾
※2022年9月15日時点

JBA(日本バスケットボール協会)審判グループでは、ルール認知度向上を目指し、アンダーカテゴリーの選手たちに向けた審判ライセンス取得を促す動きにも取り組んでいるとのこと。ルールを知ると競技力向上に役立ち、もっとバスケを楽しめるはず。NBAでは長年選手として活躍したリチャード・ジェファーソンがサマーリーグでレフェリーに挑戦し、色々なミスが起きたが、それだけレフェリーは簡単じゃないとポジティブに報じられた。スポーツくじ導入・HCC運用開始と高いプレッシャーのかかるレフェリー達の環境にもファン・ブースターと共に注視していきたい。

今回解説いただいた点などをまとめた、主な変更点サマリーはコチラ
2022 FIBAルール 主な変更点サマリー20220810 (japanbasketball.jp)

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