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井納翔一、梶谷隆幸、丸佳浩、山口俊…巨人に「FA移籍した選手」の現在地

週刊ベースボールONLINE

 2年連続V逸となった巨人は、クライマックスシリーズ進出に向けて戦いが続いている。今季はドラフト1位の守護神・大勢、先発ローテーションで頭角を現した山崎伊織、新外国人のアダム・ウォーカーら新戦力の活躍が明るい材料だったが、丸佳浩を除いた「FA移籍組」にとっては結果を残せず苦しいシーズンとなった。

巨人で続く苦しいシーズン



巨人・井納翔一

・井納翔一
今季成績 7試合登板、1勝0敗1H、防御率1.80
通算成績 180試合登板、51勝61敗1S11H、防御率3.98

 FA移籍2年目の今季はファームで開幕を迎え、5月下旬に救援要員で一軍昇格。台所事情が苦しいセットアッパーで結果を残したかったが、6月22日のDeNA戦(東京ドーム)で打者1人に4球連続ボールで四球を出して降板。ファームに降格した。8月上旬に再昇格し、6日のヤクルト戦(神宮)で1回無失点の好救援で移籍後初勝利。ヒーローインタビューで「去年(巨人に)来てからまったく仕事をしていないので、ファンの人からもすごいことも言われたりしましたけど、少しずつやってやっと今日勝てたかなと思います」としみじみと語ったのが印象的だった。8月15日に登録抹消以降はファーム暮らし。7試合登板にとどまっている。

たび重なる故障で悔しい思い



巨人・梶谷隆幸

・梶谷隆幸
今季成績 一軍出場なし
通算成績 956試合出場、打率.270、123本塁打、420打点、160盗塁

 リードオフマンとして期待されているが、故障による長期離脱でリハビリに打ち込んでいる。誰よりも悔しい思いをしているのは梶谷だろう。DeNAから移籍1年目の昨年はたび重なる故障で61試合出場、打率.282、4本塁打、23打点、11盗塁。オフに腰椎椎間板ヘルニアの手術を受け、今年は春季キャンプから別メニュー調整で実戦復帰を続けていたが、左ヒザの不調を訴える。5月に左ヒザ内側半月板の縫合手術を受け、今季中の復帰が絶望的となった。体が万全であれば、能力は申し分ない。機動力と長打力を兼ね備えた稀少価値の選手だけに、完全復活を期待したい。

円熟味を増しているプレー



巨人・丸佳浩

・丸佳浩
今季成績 141試合出場、打率.274、27本塁打、64打点、6盗塁
通算成績 1611試合出場、打率.280、251本塁打、825打点、171盗塁

 主将の坂本勇人がたび重なる故障で81試合出場にとどまり、主砲の岡本和真も打撃不振で四番を外れるなど主力に誤算が相次ぐ中、安定した打撃を続けているのが丸だ。今季はチーム事情で一、二,三、五、六番とさまざまな打順でスタメン出場しているが、チャンスメーク、ポイントゲッターと状況に応じた役割を果たしている。打つだけでなく選球眼の良さに定評があり、77四球はヤクルト・村上宗隆に次ぐリーグ2位。出塁率.369は合格点をつけられる。本塁打を放つと、両手で頭上に大きな丸を作る「丸ポーズ」のパフォーマンスもすっかり定着。本塁打を打った試合は18勝8敗と大きく勝ち越している。33歳になりプレーに円熟味が増している。来季以降もチームに不可欠な選手だ。

今季はわずか1試合登板のみ



巨人・山口俊

・山口俊
今季成績 1試合登板 0勝0敗、防御率0.00
通算成績 443試合登板、66勝66敗112S25H、防御率3.36

 今季の一軍登板は4月8日のヤクルト戦(東京ドーム)の1試合のみ。救援で2回を無失点ときっちり抑えたが、10日後に登録抹消されると若手の台頭もあり、ファーム暮らしが続いている。DeNAから巨人にFA移籍したのは16年オフ。移籍3年目の19年には15勝4敗、防御率2.91と自己最高の成績で最多勝、最高勝率のタイトルを獲得している。19年オフにポスティングシステムでブルージェイズに移籍したが、メジャーで思うような結果を残せず昨年6月に巨人に復帰した。今季はイースタンで23試合登板、1勝2敗3セーブ、防御率4.03。先発、救援と実績十分の投手だけに、まだまだやれる思いは強いだろう。

写真=BBM
 
   

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