雫の友人・夕子を演じた内田理央はコロナ禍に入る前に撮影が終了していたため撮影の中断を心配していたと振り返りながら、清野と、杉村を演じる山田裕貴との撮影について「思い返してもすごく楽しかった。ある漫画の話をしていた時に山田くんが私たちの知らない盛大なネタバレをしてしまったりして、3人のわちゃわちゃは映画のままでした。山田くんはお詫びに焼肉に連れて行くよと言ってくれていたので、山田さん、これを見ていたらぜひ連れて行ってください」と撮影時のエピソードを披露しながら山田へのメッセージを語り、清野も「連絡がないまま2年半も経ってしまいました。連絡待ってます!」と添えた。
中学生時代のメインキャラクターを演じたキャスト陣はリハーサルを何度も重ねたという。安原は「雫と向き合う時間をたくさん作っていただいて、監督には厳しくも優しく背中を押していただきました。雫のようにいつも心をはずませて撮影に挑みました」と振り返る。
平川組への参加が本作で3回目となる中川は、「リハーサルを重ねただけあって、撮影は少しはスムーズだったかなと思うのですが、リハーサルはもちろんチェロの練習も大変でした。監督に厳しくも優しく背中を押していただいて……」と安原に重ねて監督の厳しさに言及。松坂がチェロを弾く姿を参考に役作りを行ったと話した。中学時代の夕子を演じた住友も「私も監督にはリハーサルで何度も鍛えていただきました。いい作品になっているなと思います****」と重ね笑いを誘った。
杉村を演じた荒木は、監督に「クールなイメージと逆の役だったから大変だったよね」と言われながらも当時を振り返り「普段の僕も割と元気めなはずなんですが、最初からつまづいてしまって。稽古も何度もさせていただいて、自分なりの杉村を見つけて演じられたと思います。監督に『良かったよ』と言っていただいた時に泣きそうになったのが記憶に残っています」と語りました。
聖司がチェリストになるために旅立った地・イタリアに因んでイタリア文化会館で開催された本イベントだが、この日、本作に登場する重要なキャラクターである「バロン」を両国親善の印として、イタリア大使館に贈呈されることが発表され、館長のシルヴァーナ・デマイオさんがステージに登壇。清野よりバロンが手渡され、会場からは拍手が起こった。デマイオ氏は「本日はこちらでこのような素敵なイベントを開催いただき、またバロン像を贈呈いただきとても嬉しく思います。近い将来、会場の皆さんにもイタリアにご旅行いただき、素敵な時間を過ごしていただけることを願っております」と喜びを語った。
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イベントを締めくくる挨拶で、松坂は「今日『耳をすませば』をお届けできることを嬉しく思います。期待していただいていいです。それくらい自信がある作品になっています。公開まで少し時間がありますので、多くの方に皆さんの言葉で伝えて頂けますと幸いです」清野は「2年半の想いがぎゅっとつまった作品になっています。原作をリスペクトした青春シーンも散りばめられているので、キュンキュンしながらお楽しみください」と作品への絶対的な自信も覗かせながら会場へのメッセージとし、イベントは幕を閉じた。
映画『耳をすませば』本予告
出演:清野菜名 松坂桃李
山田裕貴 内田理央 / 安原琉那 中川翼 荒木飛羽 住友沙来
音尾琢真 松本まりか 中田圭祐 小林隆 森口瑤子 / 田中圭
近藤正臣
原作:柊あおい「耳をすませば」(集英社文庫<コミック版>刊)
監督・脚本:平川雄一朗
音楽:髙見優
主題歌:「翼をください」杏(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
撮影期間:2020年3月~4月(第1期)、2020年7月~8月(第2期)、2021年10月(第3期)、2022年5月(第4期)
◆公式SNS
Twitter:https://twitter.com/mimisuma_movie
instagram:https://www.instagram.com/mimisuma_movie/
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会