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「株で50億円を稼いだ男」が明かす“意外すぎる投資へのモチベーション”

日刊SPA!

「株で50億円を稼いだ男」が明かす“意外すぎる投資へのモチベーション”

 20代から個人投資をスタートし、現在では生涯利益50億円越えの投資家・テスタ氏。そんなテスタ氏と俳優ながらもお金の専門家として初の著書『もうお金で悩まない』も上梓した崎本大海氏の対談が実現。投資に向いている人、向いていない人の特徴などを語った前編に続き、後編ではテスタ氏が投資家を続ける理由やそのモチベーションについて聞いた。

◆児童養護施設にパソコンを寄付する理由

崎本:テスタさんはご自身のお金を社会還元されることも、すごく意識されていますよね。最近だと、児童養護施設へのパソコンの寄付を大々的に行っている。あれは、どんな思いでやってらっしゃるんですか?

テスタ:児童養護施設へのパソコンの寄付は、ひろゆきさんが呼び掛けてたからです。僕からは僕が集めたのはiPadとSwitchのクリスマスプレゼント企画を呼び掛けて、これにはひろゆきさんやサッカー選手の森重真人さん、青汁王子こと三崎優太さんなどが賛同してくれました。

僕は、寄付は公言したほうがいいと考えているからです。日本では寄付を公言しないほうがいいという考え方もあると思うんですが、それはSNSがない時代の文化です。今はSNSで影響力のある人が「ここに困っている団体があるよ」「僕は寄付をするから、みんなもやってくれませんか」と言えば、多くの人がそこで「困っている人がいるんだ」と知ることができる。だから、いまは積極的に公言したほうが、自分一人でやるよりももっといい結果になるので。

崎本:結果的にどのくらい集まったんでしょうか?

テスタ:僕自身は300万円しか出していないんですが、総額で4000万円集まっています。僕の300万円だけだと、70台くらいしかパソコンが買えないんですが、いまは4000万円集まったので、1000台はプレゼントできる計算なので。どう考えても、70台より1000台のほうがいいですよね。

◆投資のモチベーションは「寄付を続けること」

崎本:素晴らしい……投資家というよりは、社会起業家のようですね。

テスタ:いや、僕はもともと家でゴロゴロできて、生活できればラッキーくらいにしか考えていないろくでもない人間です。別にいい人でもなんでもないんですよ。ただ、たまたま自分には望外のお金を手にいれたから、こんなことをしているだけです。むしろ、そうじゃないとモチベーションが維持できない気がしてて。

崎本:社会貢献することが、ご自身の投資のモチベーションになっているということですか? 

テスタ:自分一人のためだと思うと、投資のモチベーションが続かないんですよ。株で勝つのって、しんどいところも多いんです。「これで一生、生活できる」と思うような資産があると、「なぜリスクを負って、毎日しんどい思いで株をやるんだろう。もういいじゃん」というマインドが生まれてしまう。でも、今は増えれば増えるほど誰かのためになるのかなと思うので、勝てなくなるまでまだ頑張ろうと思えるようになりました。

いま自分が何十億円、何百億円持っていたとしても、寄付をすれば1日で使いきれる。資産が増えれば増えるほどに、誰かが助かると思えば、無限に投資をするモチベーションが沸いてきますよね。

◆「投資家」としての責任感が生まれた瞬間

崎本:テスタさんは、顔出しでいろんなメディアにも登場されていますね。先日も、元メジャーリーガーの上原浩治さんと番組に共演されていました。その際「上原さんみたいな影響力のある方が投資に関心を持ってくださると、うれしい」とおっしゃっていました。ご自身が顔出しするのは、もっと多くの人に投資をしてもらいたいという思いがあるからですか?

テスタ:投資のイメージを変えなくちゃ、という責任感があるからですね。僕は20代で株を始めたときは、当然自分のこと以外は何も考えていなかったんです。でも、そこから、ブログを書くようになって、ブログを見に来てくれる人も増えてきて、少しずつメディアなどにも出るようになっていきました。

いま、僕みたいに顔出しで出ている投資家は少ないので、僕を見ると「投資家ってこういう感じなんだ」というイメージが作られてしまいますよね。そこで、責任感が芽生えましたね。

崎本:投資のイメージをもっとよくしなきゃ……というような?

テスタ:「投資をしています」って、昔は人に言いづらくて、イメージが悪かったと思うんです。ただ、やっていること自体はまったく悪いことじゃない。株の世界の人たちが投資をしていても何も変わらないと思うのですが、上原さんみたいなほかのジャンルの人たちが参加してくれて、投資に注目してくれる方が増えてくれたらうれしいですね。

◆いつか引退しなきゃいけない日が必ずくる

崎本:テスタさんが、投資以外にやってみたいことはありますか?

テスタ:みんなが思うように「海外に住んでみたい」とか、月並みなことを思ったことはあります。でも、日本株をやるなら日本じゃないと勝てないんですよ。毎日ずっと見ていないといけないので、海外だと時差もあるし、情報が入るのが遅くなる。

崎本:いずれは投資をやめて、悠々自適に暮らそうとは思わないんですか?

テスタ:プロスポーツ選手のような感覚と同じで、「いつか引退しなきゃいけない」「いつか通用しなくなる日が来る」とは漠然とわかっているんです。でも、それがいつかは自分でもわからないし、できるところまでは一生懸命やりたい。だから、現時点では、5年後、10年後の自分がどうなっているかはまったくわからないし、想像もつかないですね。おそらく勝っている投資家は、こういう人が多いんじゃないでしょうか。

崎本:いまに全力投球しているから、未来のことを考える余裕はないということですね。

テスタ:第一線で活躍するには、やっている最中から「終わったあとはこうしよう」と考えていても、通用しないと思うんです。いまは後先のことを考えず全力でやりきりたい。通用しなくなったら、その時残ったお金で、その時点でやりたいことをやろうと思うくらいでしょうか。

◆投資で大きく勝っている人は実はたくさんいる

崎本:万が一、これだけ有名な投資家であるテスタさんがやめたら、大きなニュースになるでしょうね。

テスタ:でも、本当は僕よりすごい投資家って、たくさんいるんですよ。

崎本:え、そんなにすごい人が?

テスタ:僕より生涯利益額が一ケタ多い人とかも、数人ですがお会いしてます。たまたまメディアなどに出ている中で僕が勝っているだけで、本当はもっともっといますよ。皆さん、主に防犯的な理由でメディアなどに出ていないだけで。

あと、人とそんなに交流したいという人も少ないので、知られていないケースも多いんですかね。そもそもコミュニケーション能力が高い人は、家で株をやらないで、別の仕事についていますから。

崎本:たまに講演とかで「私はこの投資方法で資産何十億円にしました」みたいな人もいますが、ああいう人はどうですか?

テスタ:僕はお金をとるやつは嘘だと思っているので、講演とかも参加費無料のやつしか出ないようにしています。本当に勝っているなら、そこで儲ける必要がないはずなので。僕が主催した企画であっても参加者からお金を取ることもないです。

◆貯金しているだけで損する時代が到来

崎本:でも、テスタさんより稼いでいる人が、この世の中にはたくさんいると思うと、夢がありますよね。

テスタ:投資には、夢はあると思うんですよね。僕みたいな何にもないフリーターが、ほかのことやっても何十億円稼ぐことは絶対に無理だったと思います。でも、投資なら誰にでもそんな金額を手にする可能性がある。これはすごいですよ。

崎本:ただ、まだまだ日本には投資が苦手という人は、多いですよね。「投資=ギャンブル」という感覚が抜けないというか。

テスタ:でも、投資はギャンブルとは違いますからね。株は冷静にやらないと勝てません。ギャンブルと投資は似て非なるものだということを伝えていきたいです。

崎本:そうですね。今後の時代は、投資でうまく自分の資産を回さないと、損することも増えていくはずですからね。

テスタ:まさにそうですね。銀行に預けても、いまは金利がつきませんから。インフレ率を考えると、銀行に預ければ預けるほど、お金はマイナスになっていきます。何もしないで現金だけを持っている人は、本当に長期的に見てよいことではないので。短期トレードが怖いという人は、いまあるお金を毎年5%や10%増やすような長期投資のポートフォリオを目指してほしいです。

崎本:そういった投資の基礎的な知識がもっと広がっていけばいいですよね。

テスタ:あと、株式市場が盛り上がれば盛り上がるほど、日本の景気はどんどんよくなりますし、国力も強くなります。近年、米国株を始める人が多いですが、それだと日本には還元されないし、ひいては、自分自身にも還元されない。だから、やはり日本の企業に投資してほしいなと思います。こうしたことを僕が発信することが、日本人の投資を助長する一端になればいいなと思います。

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