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Snow Man 宮舘涼太、ステージ上での優雅な振る舞いの裏にあるもの 突き詰められた美意識の高さ

Real Sound

Snow Man

 2ndアルバム『Snow Labo. S2』が今年度最高初週売上89.1万枚という驚異的な記録を打ち立て、全国8都市を巡るツアー『Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.』開催にむけてさらなる勢いをつけたSnow Man。リアルサウンドでは、昨年に開催され、今年5月に映像作品としてリリースされた『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』(以下『Mania』)をもとに、メンバー一人ひとりの個性やパフォーマンスにフォーカスする短期連載を展開中だ。第8回は宮舘涼太に注目する。(リアルサウンド編集部)

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■宮舘涼太、パフォーマンスにおける“Mania”なポイント

 宮舘涼太を見ていて常々驚かされるのが、いつ、どの角度から切り取っても「舘様」の人物像が一切崩れないことである。

 「ロイヤル」とも評されるその優雅で高貴さを感じさせる立ち居振る舞いから、「舘様」と呼ばれる宮舘。だが、意識的に「ロイヤルになろう」とキャラクターを作っても、彼のように一部の隙もない振る舞いをすることはなかなか叶わないだろう。中学生ごろからあだ名が「舘様」になったそうだが、そこから考えると宮舘涼太という人は、本来的にそういった素養を持つ人物なのであろうと想像される。

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 宮舘のロイヤルさはもちろん『Mania』でも随所で見ることができる。例えば「Super Sexy」で、「スノインザボックス」と名付けられたガラスケースの中に収められた時の流し目、体をなぞり細やかな動きを見せる指先、わずかに開いた口元の、曲名通りのセクシーさ。あるいは、移動のために花道を歩いている時のぴんと伸びた背筋と歩き方の美しさ。「KISSIN’ MY LIPS」では、後列で椅子を移動させている時でさえ麗しい。さらにこの曲では、宮舘の180度以上の驚異の脚上げも見られるので、ぜひ目撃していただきたい。

 宮舘の「ロイヤルさ」がいかに真正であるかを見せつけられるのが、深澤辰哉、向井康二、宮舘によるユニット曲「P.M.G.」である。3人それぞれにゆかりのあるワードをモチーフにしたこの楽曲は、言ってしまえばネタ枠であり、とにかく盛り上がってファンが楽しめることを追求したコミックソングなのだが、この曲でもなお、宮舘の気品は損なわれることがない。

 「P.M.G.」の中でも最たる場面が、曲中盤にある、宮舘一人にスポットが当たり、宮舘の「PARTY TIME」の声がかかるまで音楽が止まる、空白の時間だ。アンコールでも披露された「Snow Man’s Life」に〈だてさん 空気支配する〉という歌詞があるが、まさにそれを体現したようなスーパー宮舘タイムである。回を追うごとにその時間はだんだんと長くなり、一番長い時には2分を超えたという。

 数千から一万数千の観客を前に、これほど長い無音をたった一人でじっくり使うことができる度胸はそうそう持てるものではない。宮舘は遅取りのダンスも得意とする。どんな場面でも「焦らず、自分のペースで」を実行できる肝の据わっている証明とも言えるだろう。

 宮舘の引き出す笑いは、ロイヤルなキャラクターが崩れてしまうことで誘うものではなく、あくまでも「舘様」が維持されたままコミカルと調和することで生まれるものだ。彼がどんな時でも「舘様」であってくれるとわかっているから、観客は安心してエンターテインメントを楽しむことができる。

 「優雅さ」というものは、周囲からするとえてして余裕があるもののように見えがちだ。だが、湖の上では優雅に見える白鳥が水面下では激しく足を動かしているように、ちょっとした日常的な動作の中に宿る表情が維持されるのは、全身に常に神経を張り巡らせているからこそ成り立つものだ。冒頭で「本来的にそういった素養を持つ人物」と述べたが、それは宮舘が労せずしてそのロイヤルさを手に入れたという意味ではない。どういうふうに動けば美しく優雅に見えるのか、確固たるイメージが無意識レベルで確立しているからであり、それを自分の身体をもって実行できるだけの能力を兼ね備えているためだろう。宮舘涼太という人間を分析していくと露わになるのは、どこまでも突き詰められた美意識の高さである。

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