
Knight A ‒ 騎士A ‒
Knight A ‒ 騎士A ‒ ONEMAN LIVE 2022 SUMMER「Show Time」
2022.9.25(夜公演) 東京ガーデンシアター
嵐去りて、陽はまた昇る。
動画配信サイトを中心に、“声”を武器に活動する5人組ユニットのKnight A ‒ 騎士A ‒(ナイトエー、以下 騎士A)が、2022年9月24日と25日の2日間、『Knight A ‒ 騎士A ‒ ONEMAN LIVE 2022 SUMMER「Show Time」』と題して、東京ガーデンシアターにて全3公演のワンマンライブを開催。メンバーの卒業やコロナ感染によるライブ中止・延期を乗り越え、なにがあっても進み続ける逞しさと無比の存在感を見せつけた騎士A、やっぱり彼らは転んでもただでは起きない。8月3日にリリースされた1stフルアルバム『Knight A』に収録の全曲を初披露し、さまざまな挑戦でも心躍らせてくれた最終公演の模様をお伝えする。

Knight A ‒ 騎士A ‒
「さあ、始めよう」
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光に包まれたステージ、その上段のゲートが開くと、まさに“騎士”な衣装をまとった5人の姿が。1曲目は、ライブタイトルにも掲げている「Show Time」だ。つながれて、やがて重なる5色の歌声。<魅せつけるよ No.1>というフレーズが実に相応しい。ステージ中央に集まり差し出した手を共に高く上げる姿にも、胸が熱くなる。
刀を手に凜々しく勇ましく舞いながら歌ったのは、<騎士道>を掲げ突き進んでいく覚悟に満ちた、そうま作詞の「真世界」。流れるような太刀さばき、腕を使った血払いの仕草も堂に入っていて、それらの技を短期間でどうやって習得したのか本当に驚きだ。

そうま
「今からトロッコでみなさんのところへ行きます!」と告げ、5人が個別トロッコでアリーナ通路へと向かい、4階層の客席隅々までたっぷりとファンサした「Sweet Trap」。アリーナ通路にとどまったトロッコで、5人のエースたちが<俺たちがOnly1><俺たちが“Knight A”>とであることを堂々示した、ばぁう作詞の「V Ace」。<受け継いだバイオレット>というフレーズもライブでよりいっそう胸にぐっとくるし、<騎士A>というコールでリスナーとの一体感もどんどん増していく。

ばぁう
ヘッドセットマイクからハンドマイクにチェンジし、感情むき出しの歌声とラップを歪んだギターリフに絡ませた「ヤミィ」。しゆんがそうまに抱きついたり、そうまとまひとくん。が背中合わせになったり、ばぁうとてるとくんが隣り合ったりした「Shall we Dance!!」。ダンスしながらファルセットやビブラート、フェイクも見事に操った「The Night」。曲ごとのがらっと異なる表情どれもに、魅入られてしまう。