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記録的大敗でも揺るがない信頼 TEAM雷電・高柳寛哉監督「上がると信じています。今年は必ず勝つ」/麻雀・Mリーグ

ABEMA TIMES

 2018年にプロ麻雀リーグ「Mリーグ」が発足して以来、リーグ全体に華やかさを与え続けてきたTEAM雷電に、本当の意味での正念場がやってきた。2021-22シーズン、レギュラーシーズンで▲1256.1という記録的大敗を喫し、8チーム中最下位だった。高柳寛哉監督にしても「ここまで毎試合、負けることが続くものかと、何が起こっているんだろうと思った」と、今考えても信じがたい半年間だった。俳優としても活躍する萩原聖人(連盟)というスターを中心に「魅せる麻雀」が注目されてきたが、2022-23シーズンでチーム初のファイナルステージ進出を決めなければ、規定によりチームの構成を変更しなくてはいけない。開幕前に取材を受けた高柳監督だが「うちは頑張るしかない。同じメンバーでも、同じことは繰り返さない。今年は必ず勝ちます」と4選手への信頼は揺るがなかった。

【動画】これまでのシーズンを振り返るTEAM雷電・高柳寛哉監督

 「雷電の麻雀はおもしろいんです」。1年目、選手紹介用に収録した映像で、萩原がコメントしたことをきっかけに生まれたフレーズで、ファンの間ではアルファベット3文字に略して「RMO」とも呼ばれる。戦い方もコメントも熱い萩原を筆頭に、経験豊富な瀬戸熊直樹(連盟)、「セレブ」の異名を持ち優雅に高打点麻雀を貫く黒沢咲(連盟)、昨期からチームに加わったイケメン雀士・本田朋広(連盟)。それぞれにファンに向けて「おもしろい麻雀」を見せようと卓上で必死に戦うが、麻雀の神がいるとすれば、昨期はTEAM雷電に対して過酷なまでの試練を与えた。8チーム全32選手で、黒沢の23位(▲148.8)が最高で、本田が29位(▲307.8)、萩原が31位(▲394.0)、瀬戸熊が32位(▲405.5)と、下位を独占してしまった。

 出る度に負けるような状況が続いたシーズン中、高柳監督は麻雀では唯一といっていいチームによる長期リーグ戦の監督業について、改めて難しさも感じた。「他のプロスポーツのように途中でタイムがあったり、サインがあったり、選手交代したりというのがない。具体的にやる業務でわかりやすいのは、誰を出すかということ」と、選手を試合に送り出す、戻ってきてからどんな会話をするかに尽きる。「麻雀は精神的なものがすごく大きい。頭で理解していても、精神状態でその通りに打てないこともある」。どれだけ不振が続こうが、持っている雀力がフルに発揮できる状態を作るのが監督の仕事。だからこそ絶不調の昨期は、過去のシーズン以上に選手たちとたくさん言葉を交わした。「心の中でカチンと来ていることもあるかもしれないし、言われなくてもわかっているという場面もあると思います。ただ言われないより、言って頭に残ってくれるだけでいいです」と、仮に反発されることがあったとしても、チームとしての最善を尽くすために、言葉を送り続けた。

 1年目、瀬戸熊にプレーイングマネージャーとして選手起用を託したが、シーズン途中から高柳監督が決めることにした。以降、高柳監督は様々なことを考え、選手を送り出した後は控室のモニターを見ながら、活躍を祈り続ける。「選手それぞれの努力とか底力を僕は信じたいです。次はファイナルに行けないと(規定により選手を)入れ替えないといけないですし」と、自らドラフトで指名した4選手ともっと長く戦い、頂点に立つ瞬間を見届けたいと思っている。「記録的大敗をした以上、あそこから下がることはないし、上がると思って信じています。今年は必ず勝ちます」。劇的な逆転の際、控室で選手たちと大喜びし肩を抱き合ったシーンは、ファンの心にも焼き付いている。今度見たいのは、優勝を果たした時の歓喜の抱擁だ。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

 
   

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