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【日本代表】長谷部誠や長友佑都からのアドバイスを力に。相馬勇紀に期待したい“成り上がり”

SOCCER DIGEST Web

「E-1でいいプレーをしてくれた選手はまだまだいますし、チーム全体でいい戦いができました。E-1選手権の前やその後の自チームでのパフォーマンスを見ていて、彼らはA代表に入っていても、しっかりチームとして機能することができるというパフォーマンスを確認して今回のメンバーに選びました。あとは彼らがこのグループに入って、トレーニングや試合でプレーするチャンスがあれば、自分ができること、自分がチームのためにできることを最大限思い切って見せてほしいです」

 今回のドイツ遠征に向けて30人のメンバー発表した際に、森保一監督はそう語っていた。

 9月23日のアメリカ戦に快勝した日本は、同27日のエクアドル戦に向けて準備を進めている。アメリカ戦では欧州で好調ぶりを示す鎌田大地、久保建英、守田英正らをスタメン起用して勝利につなげた。

 一方でエクアドル戦では先発全員を入れ替える予定だ。中でも個人的に注目したいのは7月のE-1選手権でMVPと得点王に輝き、今回の遠征のメンバー入りを掴んだ相馬勇紀である。

 アメリカ戦では4-2-3-1を組んだチームで、自身の主戦場である中盤の左は激戦区だ。アメリカ戦では久保建英が先発し、途中出場の三笘薫がゴール。さらに南野拓実も争いに加わってくるかもしれない。

 
 それでも相馬はアメリカ戦で守備で奮闘した久保の姿や、短い時間で結果を残した三笘のパフォーマンスを引き合いに出しながら語る。

「今年(名古屋で)ウイングバックをやっていて、走られた後についていくだとか、球際で奪い切るというのは僕の強みなので、そういうイメージで試合(アメリカ戦)は見ていました。

 あれ(三笘の得点は)はすごく良いプレーだったと思います。でも僕は薫とは違うドリブラーだと思うので、薫の良さはリスペクトしながら試合に出られたら、自分の良さを出していきたいですね」

 そしてモチベーションも上がっている。

「気持ちは上がっています。(アメリカ戦に)出場できなかった悔しさがありますし、練習をしっかりやって、信頼を掴むしかないと思っているので、引き続きやっていきたいです」

 欧州独特の「ヌメっとしたようなかなり深く、寸前でボールが動いたりする」というピッチへの適応も求められているが、「パンチはあると思っている」と自らのシュート力には自信を持ち、練習では常に全力を出すいつもの姿がある。

 また宿舎では、積極的に先輩たちから学んでいるという。3日間だけチームに帯同した長谷部誠からも吸収するものがあったようだ。

「すごく個人的な話ばかりで、ここで言うのはどうかなという感じなのですが、長谷部さんはそれぞれの円卓を回ってくれ、自分は長友(佑都)選手と同じ円卓で結構食べているんですが、ふたりが熱い話をしてくれているので、楽しいし、勉強になりました。

 佑都さんは『レベルの高い話をしよう』と喋っていて、本当に普段聞かないような話題が出るので、吸収できることも多く、本当に充実しています。だからこそエクアドル戦で結果を残せるように頑張りたいですね」

 相馬といえば、熱心な両親の後押しを受けてここまでプレーしてきたことでも知られるが、今回もしっかり見守ってくれているという。良い報告ができるように――。時間は限られるかもしれないが、エクアドル戦でピッチに立てるチャンスが訪れれば、相馬のプレーに是非とも注目したい。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
【PHOTO】明日のエクアドル戦に向け、試合会場でトレーニングを行った日本代表!
 
   

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