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大泉洋と柴咲コウが夫婦役で息ピッタリ 『月の満ち欠け』現場レポート&メイキング写真

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©︎2022「月の満ち欠け」製作委員会

 12月2日に公開される大泉洋主演映画『月の満ち欠け』の現場レポートとメイキング写真が到着した。

参考:有村架純とSnow Man 目黒蓮がビールを手に談笑 『月の満ち欠け』新場面写真公開

 本作は、2017年に第157回直木賞を受賞し、累計発行部数56万部を超える、佐藤正午による同名ベストセラー小説を実写映画化するラブストーリー。

 主人公の小山内堅役で大泉が主演を務めるほか、堅の娘と同じ名前を持つ謎の女性の正木瑠璃役を有村架純、瑠璃と許されざる恋に落ちる大学生の三角哲彦役をSnow Manの目黒蓮、そして堅の妻・小山内梢役を柴咲コウが演じる。『ストロボエッジ』『余命一か月の花嫁』の廣木隆一が監督を務め、『ビリギャル』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の橋本裕志が脚本を担当する。

 2021年の11月から12月にわたり撮影された本作。とある一軒家スタジオで行われていた撮影は、18歳になった小山内瑠璃(菊池日菜子)の誕生日を、大泉演じる主人公・小山内堅と妻・梢(柴咲コウ)、そして瑠璃の親友・緑坂ゆい(伊藤沙莉)の3人で祝うシーンだ。ゆいがホームビデオカメラで撮影し、小山内が梢とのなれそめを語る場面では、「本当にカメラ回ってる?」など大泉の細かいアドリブが炸裂。柴咲ら3人もつい笑顔になり、終始賑やかな雰囲気で撮影は進んでいった。

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 愛妻家の小山内は家族との時間を大事にしており、夫婦はラブラブ。絵に描いたような幸せな家族の愛に満ち溢れた日常の1コマだが、この直後、梢と瑠璃を交通事故で失い、一気に不幸のどん底に叩き落とされる小山内だけに、「僕がこんな笑顔でいられるのも今日までですよ」と苦笑いする大泉。「この後どうなるかを知っているだけに、赤ちゃんの瑠璃を抱いているシーンから既に切なかったです」と心境を語った。小山内のことを結婚から20年近く経っても愛し続けている梢を演じた柴咲は「梢は柔和で愛情深い人。しかし物腰の柔らかさの中にも、ブレない信念や強さが潜んでいる人という印象を感じたので、そういった部分を大切に演じました」と役作りで意識した点を明かす。

 夫婦役を演じた大泉と柴咲は映画『青天の霹靂』で共演経験があり、息ピッタリ。本作のプロデューサーであり、映画『騙し絵の牙』で大泉とタッグを組んだ仲である新垣弘隆は、今回のキャスティングについて「おふたりの相性の良さは分かっていましたし、並んだ姿を想像すると理想的な小山内夫妻そのものだと思いました。普段はお茶目で柔和な雰囲気でいながら、内面に秘めた思いや意志の強さがある梢は柴咲さんにマッチすると感じました。おふたりの夫婦としての説得力は予想以上でした」と太鼓判を押す。

 しかし、そんな幸せなシーンの撮影から一変。別の日のとある現場には、妻と娘を失った失意を表現するために、短期間で自主的な減量を敢行した大泉がいた。頬がげっそりし、そこに肌のシミや白髪などを付け足し55歳の小山内の姿を作りあげていく。「普段は老けてみられるのは嬉しくありませんが、今回ばかりはスタッフに“大泉さん、老けましたねぇ”と言われるのが嬉しいです(笑)」と大泉自身もその仕上がりに満足したよう。新垣プロデューサーは「大泉さんは皆さんがよくご存知の明るいポジティブな一面をお持ちですが、今
回の小山内は幸せのピークから一気に突き落とされるキャラクター。光と影、その深みや落差を魅力的に演じ分けられるのは大泉さんしかいないと思いました。ベストオブベストなキャスティングでした」と自信を覗かせた。(リアルサウンド編集部)

 
   

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