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「生徒会は華やかな場所じゃねぇ!」やる気のない役員に怒鳴り散らし…

幻冬舎ゴールドライフオンライン

※本記事は、明島あさこ氏の小説『松岡葵の生徒会日記』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

生徒総会

俺の怒りを知ってか知らずかリカちゃんは、「生徒総会の日程は大丈夫よね?」とイエス以外の答えを求めていない聞き方で、尋ねた。

「せーとそーかい?」

越智、土居、岩崎が声を揃える。野間は黙って目だけリカちゃんに向け、優哉は腕を組んで小さなため息をついた。

「Oh, my god……」

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リカちゃんは海外ドラマのように両手を広げた。俺も神に救いを求めたい。壁にかかったカレンダーの十一月六日に、リカちゃんが『生徒総会』と書き込む。俺は、怒りで震えながら声を絞り出した。

「生徒総会は五月にもあっただろう」

越智と土居は目を合わせ、首をちょこっとかしげる。

「生徒会だけで、学校のことを勝手に決めているわけじゃない。生徒と意見や質問を交わし合い、よりよい学校づくりに励む、それが生徒総会だ」

なぜ、生徒会役員に生徒総会を説明しなきゃならないんだ。この役員たちとまだ二回しか顔を合わせていないのに、ずっとイライラしている。岩崎がおずおずと手を挙げる。

「五月の総会、なんとなく思い出しました。でも質問とか意見とか出てましたっけ」

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