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長距離で実績を残す血統 3馬身半差をつけジャスティンパレスが圧勝

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【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・9/25神戸新聞杯(GII・中京・芝2200m)
 好位の内を追走したジャスティンパレスが残り200mで抜け出し、2着ヤマニンゼストに3馬身半差をつけました。昨年暮れにホープフルSで2着となった実力馬ですが、重賞は初勝利です。

 ディープインパクト産駒は当レース4勝目で、過去に勝った3頭のうち、菊花賞に出走した2頭(サトノダイヤモンド、コントレイル)はいずれも優勝しています。

 アメリカ生まれの半兄パレスマリス(父カーリン)は、ダート12ハロンの米クラシックレース・ベルモントSの勝ち馬で、日本で誕生した半兄アイアンバローズ(父オルフェーヴル)は、阪神大賞典2着、ステイヤーズS2着と長距離で実績を残しています。

 母の父ロイヤルアンセムは、英インターナショナルS(G1・芝10ハロン56ヤード)、カナディアンインターナショナルS(G1・芝12ハロン)を勝ったスタミナタイプ。菊花賞3000mへ向けて視界良好です。

◆今週の血統注目馬は?

・10/2浜名湖特別(2勝クラス・中京・芝2000m)
 中京芝2000mと相性のいい種牡馬はキタサンブラック。連対率39.1%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した63頭の種牡馬のなかで第1位。2位ディープインパクトが25.5%なので突出した数字です。

 当レースに登録のあるブラックシールドは、秋緒戦の前走、通算2勝目を挙げましたが、舞台は今回と同じ中京芝2000mでした。伸び盛りの3歳馬だけに昇級戦でも勝機はあるでしょう。

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