2022年9月21日（水）〜9月22日（木）、「DMM.com」と「日経テレ東大学」が共同主催するビジネスカンファレンス『みんなのお仕事文化祭 2022秋』が開催された。
オンライン会場とオフライン会場の2カ所で同時開催された本イベントは、2日間にわたって30名以上が登壇。大規模でのオフラインイベントというのは、「日経テレ東大学」としては初の試みだ。
「テレ東プラス」は、イベント初日の様子を取材。オフライン会場である、東京ミッドタウン日比谷「BASEQ」には多くの参加者が訪れ、メインセッションやサブセッション、メインロビーでは登壇者と参加者が交流会を行う姿が見られた。
中でも特に注目を集めたのが「日経テレ東大学」の討論番組「Re:Hack」特別編（日曜配信 出演：成田悠輔、西村博之）だ。
毎回驚異の再生回数を誇る同番組。成田とひろゆきは、これまで大物政治家から話題の芸能人までさまざまなジャンルのゲストを呼び、忖度のない激論を交わしてきた。
MCの2人はリモート参戦。成田は冒頭、「オールジャンル総合格闘おしゃべり番組『Re:Hack』のヴィランです」と自己紹介。
今回は、ゲストで立憲民主党の小川淳也衆議院議員が登壇。オフラインの会場には、小川氏に優しくエスコートされ、「日経テレ東大学」の名物キャラクター・ピラメキパンダも登壇した。
番組では、”自民党1強”に近い状況が続く中、日本はどこへ向かうのか、日本が変わるために必要なものとは何か、野党の在り方について議論した。
途中、小川氏が突如フリップを掲げ、高齢化社会の到来と非正規雇用の拡大で若者が割を食う現状を来場者に熱く説明し始める場面も。
この後も激しいつばぜり合いが続き、MC2人の忖度のない反論の数々に、小川氏が言葉に詰まる様子が何度も見受けられた。
▲初日のイベントでMCを務めた若新雄純とフリーアナウンサーの青木源太
緊迫した一幕もあったが、最後は会場に大きな拍手が鳴り響き、初日の「みんなのお仕事文化祭 2022秋」は盛況のうちに幕を閉じた。
気になる討論の全容は「みんなのお仕事文化祭2022秋」公式サイトで実施されている見逃し配信へ(※9月30日までの期間限定配信)
「テレ東プラス」は、「日経テレ東大学」企画・製作統括を務める高橋弘樹プロデューサーを直撃取材。チャンネル初のオフラインイベントを開催した今の心境や「日経テレ東大学」の今後について聞いた。
――文化祭初日も終盤を迎えました。今の感想は？
「初のオフラインイベントということもあり、視聴者の方たちとこうして一つになってつくり上げるのは、とても感慨深いです。『日経テレ東大学』はYouTubeが主戦場ですから、普段視聴者に接する機会はありません。こうした方々が見てくださっているのかと。
メーカーの技術者やセーラー服を作っている会社の方、営業職の方まで、来場者の皆さんはとにかくバラエティーに富んでいました。『面白い』と直接声もかけていただいたのもうれしかったですね。
AKB48が登壇するセッションでは、会場で直接ビジネスアイデアを募集し、2社と対話しましたが、それ以外の会社からもいろいろな希望が寄せられました。可能であれば、それらも実現させたい。これまでネットで発信するだけでしたが、双方向でのやりとりが生まれることで新たなステージに進んだ感があります。
2021年12月にはオンラインイベント『日経テレ東大学祭』を開催しましたが、今回はそれの進化系。ビジネスパーソンのための本格的なセッションが数多くあります。とは言え、やはりバラエティーらしさも残したい。テレ東で開くビジネスイベントは、これまで真面目なものが多かったのですが、比べるとやはりライトなお客さんの層が多いと感じます。そういう空気はこれからも大事にしていきたいですね」
――「日経テレ東大学」が今後目指す先は？
「まずは無料メディアとして、YouTube発信でテレビのゴールデン番組を超えるようなインパクトのあるものをつくりたいという思いがあり、その実現はかなり近いところまで来ていると実感しています。テレビのゴールデン帯で継続している経済番組はなかなかありません。今後『日経テレ東大学』がゴールデン級の力を持てるようになれば、メディアとして革命的な価値が生まれます。
あとは以前から明言していますが、リアルな学校を目指す。配信では物足りず、より深く学びたい人たちのための場をつくりたいと考えています。今回のオフラインイベントは、壇上に向き合って机が並び、まるで学校の講義室のようでした。夢の実現に一歩近づいたのかなと思っています」
――文化祭終了後は、見逃し配信が始まります。最後に読者にメッセージをお願いします。
「シルバーウィーク中日の開催ということもあり、多忙で来場できなかったビジネスパーソンの方もいらっしゃると思います。ぜひ、配信でご覧になってください。タレントを使ったプロモーション企画もあれば、営業に特化した話、投資全般の話もあり、”野党とは”という大きなテーマもあります。
好きなセッションをかいつまんで見るのもいいし、ラジオのように流しながら見てもいい。しかし豪華なラジオですよ！ 本格的なジャーナリストがいて、投資家がいて、アイドルがいて、ゆるキャラ同士の対談まである(笑)。まさにカオス。雑に聞いているだけでもかなりいい情報が得られるはずです。
次回の開催予定ですか？ 個人的には半年に1回できたらいいかなと。でも、忘年会もいいですね…。やっぱり3ヵ月に1回やりますか（笑）」
（取材・文／森田浩明）
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