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2連覇のヤクルト高津監督は「間違いなく名将」 苦境でも「無理させなかった」マネジメント能力

J-CASTニュース

ヤクルトが2022年9月25日のDeNA戦(神宮球場)で、0-0の9回1死二塁から途中出場の丸山和郁が左中間を破る適時打を放ってサヨナラ勝ち。マジックナンバー2で1・2位直接対決を制し、2年連続9回目のリーグ優勝が決まった。リーグ2連覇は野村克也元監督が率いた92、93年以来で、球団史上2度目の快挙となる。

「他球団を圧倒する戦力ではない」

歓喜の拍手に積まれた優勝インタビュー。高津臣吾監督は「ちょっと気持ちの整理が今ついていないんですけど、丸山だけでなく、チームみんな、選手みんな、コーチみんな、スタッフみんなをここまで信用して信頼してやってきました。そしてファンのみなさんと一緒に、チームスワローズとして、ホントの今日の1勝が、チームスワローズで挙げた大きな、大きな勝ちになるんじゃないかと思っています」と振り返り、「(試合前に選手には)特には言葉をかけていません。いつも通りのあいさつと、いつも通りの形でゲームに入っていきました。なかなか平常心で戦うのが難しかったですけど、こういう終わり方してね、みんなホッとして、気分もいいですし、今日はゆっくり寝られそうです」と安堵の表情を浮かべた。

決して、楽な道のりではなかった。今季は投打ががっちりかみ合い交流戦でパ・リーグの全球団に勝ち越して優勝を飾るなど首位を独走。7月2日に早くも優勝マジック「53」を点灯させたが、ここから試練が待ち受けていた。新型コロナウイルス感染で多くの主力が離脱した影響で失速。猛追してきた2位・DeNAに最大17.5ゲーム差から4差まで追い上げられた。だが、天王山となった8月26日からの敵地・横浜スタジアムでのDeNA3連戦で3連勝を飾り、一気に突き放した。

ヤクルトを取材する記者は、高津監督の手腕を絶賛する。

「他球団を圧倒する戦力ではない。チームが苦しい状況になっても高津監督は選手に負担を掛けるような連投や無理をさせなかった。シーズン終盤からマスクを外した時に頬がこけて見えましたし、内心は苦しかったと思います。選手とのコミュニケーションを重視し、采配力、起用法を含めたマネジメント能力が高い。間違いなく名将だと思います」

大きな目標を達成したが、まだ道半ば。CSを勝ち抜き、球団史上初の日本シリーズ連覇に挑む。(中町顕吾)

 
   

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