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人類vs.機械。いつもの帰り道、2人が目にしたものとは…

幻冬舎ゴールドライフオンライン

人類vs.機械。運命にあらがう2人の”少女”の過酷な戦いを描いたダークファンタジー、開幕! 恐怖の殺戮マシーンに人類はどう立ち向かうのか高度知的無機生命体・機械兵(アトルギア)に支配され、人口の95%が失われてしまった世界。放浪の旅をするエリサとゲイツは、幼き最高司祭者・サヤが統べるアオキ村へと辿り着く。当初は村人たちと距離のあった2人だったが、次第に打ち解け村を挙げての祭りに招待される。そんな折、村の近くで機械兵(アトルギア)の残骸が見つかり――。※本記事は、涼海風羽氏の書籍『雷音の機械兵』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

第一章 アオキ村の少女・サヤ

「おそい!」

「ひぃっ、ごめんなさい!」

そういうのは効かない性格だったと、改めて思った。黒目が濃く、鼻梁の高い精悍な顔立ちをしている彼が怒った時の迫力は、雷よりも恐ろしい。

「村のみんなが働き始める前に空読は終えとくもんだって言ってんだろ! もう昼前だぞ、もっと早くなんねえのか!?」

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「あははぁ……頑張ってるんだけどまだ慣れないや。ごめんなさい、サラお姉ちゃんみたいにできなくて」

カズマは愛想もなくフンと口をへの字に曲げた。

「謝るならさっさと出来るようになれってんだ。空読はお前しかできねえんだから」

カズマは数歩先に転がっている木剣を拾い上げ大儀そうに振り向いた。機嫌の悪そうな表情にサヤはびくっと肩をすくめる。カズマはその反応を見てきまりが悪そうにため息をついた。

「転んだの、大丈夫だったか」

「えっなんで知ってるの! まさか見てた?」

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