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『赤いナースコール』最終回でアリサが覚醒する展開も? これまでの伏線から真犯人を予想

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 その事件を揉み消したのは院長で、弱みを握られているから言いなりになった説も理解できるが、誠一が実の息子なら復讐に加担するのも分かる。西垣が玲子の部屋に訪れ、「玲子さんはどこまでご存知?」と聞き出し、「なんにも。主人が勝手にやってることですから」と答えるも、「男って愚かよね。過去のことほじくり返しても現実は何も変わらない」と語り、西垣も「ほんと何も変わらないのにね」という会話から、玲子は黙認し、西垣は院長の計画に付き合っている感じだが、自分に言い聞かせているようでもある。

 そして重要なのが、その会話の後に、院長と玲子、そして息子と娘のような家族4人の写真がアップで映るシーン。おそらく男は息子の誠一だが、若い女性は娘なのか、誠一の彼女なのか。SNSで多いのがアリサの姉という説。姉が精神的に病んでアリサに復讐心が生まれたとなれば、院長と計画し、翔太朗をここに連れてきた理由も分かる。家族と連絡がとれないこと、ドラレコを切っていた事に関しアリサと翔太朗の証言の食い違いや、交通事故を起こして無傷なのも納得。初回で翔太朗がアリサの病室に会いに行くも誰かに襲われ、アリサに埋められる夢を見ていたが、あれが現実の記憶なのかも知れない。

 むしろストレートに院長の娘で、院長の母親や謎の少女がいた病棟なだけに、そこは精神病棟で院長が病んでいるアリサを隔離したという『ヤヌスの鏡』的な二重人格なのかも知れない。秋元企画のミステリードラマは、主人公によくしてくれてる身近な人が真犯人であることがほとんどだ。

 『あなたの番です』(日本テレビ系)での西野七瀬の覚醒具合から見ても、アリサが電ノコを振り回しても不思議ではない。そうした意味でもアリサが計画を企て、院長と西垣が協力した黒幕説もありえる。いずれにしろ、院長、西垣、アリサが協力関係で、最後の最後に誰かが我に返り翔太朗の死を阻止する展開と予想。初回冒頭でアリサが「私は翔ちゃんと一生一緒にいたい。私が死ぬまで。看取られて死ぬの」という言葉が、良い方向に行くのか、猟奇的な結末にいくのか、気になるセリフだ。

 秋元作品は意外と見たままの展開が多いので院長が黒幕で終わりそうな気もするが、視聴者が一番危惧しているのは、主人公が脚本家なだけに全てがドラマだったというオチだが、果てして最終回はどうなるのか。(本 手)

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