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令和版「うる星やつら」を大解剖!メインキャラ14名のビジュアル&新キャストを総まとめ

MOVIE WALKER PRESS

1978年に「週刊少年サンデー」で連載がスタートした、高橋留美子のデビュー連載作品「うる星やつら」。その後1981年から1986年にテレビアニメ版が放送され、劇場版やOVAも多数製作された本作が、小学館創業100周年を記念し完全新作として、新たにテレビアニメが放送開始になる。

本作は、地球“最凶”高校生の諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラムの出会いから始まる、大胆不敵でどこか切ないボーイ・ミーツ・ガールを、銀河中から集結するキャラクターたちとともに描くラブコメディ。

これまで順次発表されてきた新たな声優陣は、現代のアニメ界をリードする主役級の人気声優ばかり。そこで本稿ではメインキャラ14名のキャラクタービジュアルを振り返りながら、新キャスト陣の意気込みの声をお届けしよう。


■諸星あたる(声:神谷浩史)

ラムから“ダーリン”と呼ばれる主人公の諸星あたるは、友引高校に通う世にも稀な凶相の持ち主。その声を務めるのは「進撃の巨人」のリヴァイ役などで知られる神谷浩史。「高橋留美子作品前半が僕の根幹を形成する上で大きな影響を与えているのは間違いありません。なので、僕にとって『うる星やつら』は僕の一部なんだと思います」と喜びを語る。

そして「ラムの電撃で黒焦げにされても次のコマでは元に戻っているような、肉体的にも精神的にもあそこまで根がいい加減なキャラクターはこの世の中にそんなにいないんじゃないかと思います。僕は古川登志夫さんの演じるどこまでも軽薄で無責任なあたるが大好きなんです。その思いといままで培ってきた声優としての技量全てを持って、新しいあたるを作っていけたらと思っています!」と、過去のアニメ版へのリスペクトを込めて宣言した。


■ラム(声:上坂すみれ)

あたるを追って地球で暮らすことになるキュートで凶暴な鬼族の女の子ラム。その声を担当するのは“すみぺ”の愛称で知られる上坂すみれ。「自分が生まれる前からある名作なのに、いま観てもかわいくておもしろくて時々切ない。とてつもないパワーのある作品だと改めて感じています」と語り、高校時代に旧アニメ版を観て「うる星やつら」の大ファンになったことを告白。

そして「ラムちゃんは、浮世離れしたかわいらしいセクシーさと、ダーリンへの一途さが共存しているのが、第一印象からとても魅力的でした。本当に本当にすごいキャラクターなので、演じるのはかなりプレッシャーや緊張がありますが、軽やかに空を舞うラムちゃんの天真爛漫な表情を楽しみながらお芝居できれば、と思います!」と、絶大な人気を誇るヒロインを演じることへの意気込みを語った。

■三宅しのぶ(声:内田真礼)

あたるのクラスメイトで幼なじみでもある三宅しのぶの声を担当するのは内田真礼。「高橋留美子先生の描く、ラムちゃんをはじめとする女性キャラクターたちのキュートなかわいさに子どもの頃からメロメロでした」と、長年憧れていたことを明かす。

そして「皆さんの頭のなかにしのぶのイメージがあると思いますので、前作を意識しながら新しくしのぶ像を作っていけたらと思っています」と本作に臨むうえでの心掛けを語り、「彼女が振り回されているのを楽しみながら演じていけたらと思っています」とコメント。奇妙な三角関係に巻き込まれ、超個性的な周囲の面々にも振り回されるしのぶをどう演じるのか注目だ!


■面堂終太郎(声:宮野真守)

友引高校に転入してきた、桁違いの資産を持つ面堂財閥の跡取り息子の面堂終太郎役は、アニメやハリウッド映画の吹替えはもちろん実写映画への出演も相次いでいる宮野真守が担当。子どもの頃に夏休みに旧アニメ版を観ていたと明かす宮野は「伝説の作品であり、アニメ史に燦然と輝く作品だと思っています。まさか携わることになるとは思っていなかったです」と本作に参加できたことへの驚きと喜びを語る。

バックグラウンドと容姿端麗な外見のため当初はクラスの女生徒達にに圧倒的な人気を誇るが、徐々に本性がバレてしまい、あたるとほぼ同格の扱いを受けることになる面堂。「面堂は知性とおバカと上品と下品を兼ね備えた絶妙なキャラクターなんです(笑)。その魅力を十分に感じながら演じさせていただいています。神谷明さんの面堂をリスペクトしつつ、僕なりの面堂に辿り着かなければならないなと思っています」。


■錯乱坊役(声:高木渉)

“錯乱坊”と書いて“チェリー”と読む旅の僧。この役を担当するのは「名探偵コナン」シリーズなどでおなじみの高木渉。「ドタバタコメディかと思いきやシリアスなお話も入ってきたりして、どこを切っても楽しめるエンタメの金太郎飴って感じです(笑)」と「うる星やつら」の魅力を表現。

劇中ではあたるを見るなり不吉な人相だと言い、たびたび悪い予感を的中させる錯乱坊。「神出鬼没で錯乱坊が絡むと大概事態が悪化するので、言ってみれば疫病神なんですけど(笑)。永井一郎さんの絶妙なさじ加減と、とてもチャーミングに演じてらしたキャラクター作りはとても真似出来ないのですが、物語のスパイス的な存在になれるように僕自身楽しんで引っ掻き回していきたいなと思っています」と力強く語った。

■サクラ(声:沢城みゆき)

「今回参加させていただくにあたり、改めて観直してみましたが、登志夫さんはじめ先輩方のエネルギーの凄まじさ(そして、そのなかにあってふわりふわりと異次元のキュートさで存在するラムちゃんの可愛さ)に、尻餅してしまいました。参りました…!!」と語る沢城みゆきが声を務めるのは、スタイル抜群の美女サクラ役。

巫女としての顔を持ち、あたるを見るなり“女難の相が出ている”と忠告するこの役柄について沢城は「いったい本心はどこにあるのやら…(笑)。掴みどころのない不思議な魅力の人だなと、個人的には感じています。少しづつ仲良くなっていかれたらいいなと思っています」とコメント。どんなアプローチで役に挑むのか楽しみだ。

■ラン(声:花澤香菜)

ラムの幼なじみで、宇宙から友引高校に転校生としてやってくるラン。その声を担当するのは花澤香菜。「初めて触れたのは子どもの頃。どこかで聴いた『ラムのラブソング』に衝撃を受け、この可愛い曲を歌えるようになりたい!と思い聴き込みました!いまもカラオケで必ず歌う、大好きな曲です」と「うる星やつら」への思い入れの強さを語る。

そして「ランちゃんは極端なぶりっこモードと、また極端なブチ切れモードの二重人格を持つ女の子なので、見ていて飽きないおもしろいところが魅力だと思います!ぶりっこにも怒りにもちゃんと理由があるので、彼女の気持ちに寄り添いながら、パワフルに演じられたら良いなと思っています」と語る。花澤の愛らしい声で繰り広げられる二面性のある演技に期待!

■レイ(声:小西克幸)

初めて劇場で観たアニメが『うる星やつら』だったという小西克幸が声を担当するのは、ラムを追って地球にやってきた超絶美形な鬼族の青年レイ。一見寡黙であり、目線だけで周囲を舞い上がらせるが、食べ物を前にすると豹変するという役どころだ。

「まさか自分が『うる星やつら』に参加させていただける日がくるなんて!」と期待に胸を弾ませる小西は、「超絶イケメンで大食漢でラムのことが大好きなレイさん。言葉数が少ないので、どうやって表現しようかなといまから楽しみですね。そして変身キャラでもありますので、そこも楽しみです。この令和に復活した『うる星やつら』の世界に入り込みたいと思います」とコメント。多彩な役を務めてきたベテランならではの表現力に期待が持てそうだ。

■おユキ(声:早見沙織)

ラムの幼馴染で海王星の女王でもある雪女・おユキ役は「SPY×FAMILY」のヨル・フォージャー役も記憶に新しい早見沙織。「子どもの頃から気付けばその名前を知っていて、ラムちゃんやあたるさんのことも何故か知っていて…と、出会いのタイミングがわからないくらい昔から自分のなかに存在していた作品です」と「うる星やつら」という作品の大きさを語る。

おユキは普段は物静かで上品な印象だが怒らせるとかなりヤバイ。大福帳を持ち歩き、友達だろうが商売が絡むと容赦しない役どころ。「ひんやりと麗しく、出立ちの素敵な方。すんっとしているのに時におっかないところも、おもしろいです。会話のなかでみせるおユキさんの細やかな表情を拾いつつ、楽しんで収録できればと思っています」。


■弁天(声:石上静香)

ラムの幼なじみで、七福神の一人である弁財天の弁天役は石上静香。「ラムちゃんは何十年経っても誰もが知っていて愛されている女の子…本当に凄いことだと思います!もちろんラムちゃん以外もたくさんの個性しかないキャラクターや、留美子先生の描くいつの時代に読んでも色褪せない作品として大好きです!」と熱量たっぷりに語る石上。

豪快にバイクを乗り回す勝ち気な性格の弁天。「男勝りで勝ち気な性格なのですが、きちんと女性としての魅力を自分でも理解している子なので、そこは上手くバランスを考えて演じられればいいなと考えております。ラムちゃんの幼馴染みとして、色々な方と掛け合いできるのがいまから楽しみです!」。


■クラマ姫(声:水樹奈々)

“一夜の契り”を結ぶムコを探すため地球にやってきたメンクイなカラス天狗の女王、クラマ姫役は水樹奈々。「物心ついた時には、自然とそばにあった作品です!」と語る水木は「個性的で魅力的なキャラクター達の、容姿と人格の振り切ったギャップに心鷲掴みにされ、更に一度聴いたら忘れられないOP&ED曲とアニメーションもすばらしく、一瞬にして作品世界に引き込まれたことを覚えています」と旧アニメ版の魅力を語る。

そしてクラマ姫役を新たに演じた感想について「一族の為に優秀な子孫を残すという使命に燃え、色男に猛アタックする、真面目過ぎるが故のストレートで極端な行動が、豪快で可愛くて大好きなキャラクター。エネルギッシュなキャラクター達に負けないように、フルパワー真っ向勝負で演じさせていただきましたので、みなさんに楽しんでいただけるとうれしいです」とコメント。

■温泉マーク(声:三宅健太)

あたるや面堂など問題児だらけの生徒に苦労させられている友引高校の英語教師、温泉マークの声を務めるのは「僕のヒーローアカデミア」のオールマイト役でおなじみの三宅健太。「おそらく、人生で初めて触れた学園ラブコメディだと思っています。そして、人生で初めて“煩悩”という言葉を覚えたのも、『うる星やつら』でした」と振り返る。

そして「少年だった僕にいろいろな“初めて”を見せてくれた作品ですね」と喜びを噛みしながら、「温泉マークは、あたるたちにとって、とにかく威圧的な権力の権化。だけど必ずズッコケる悪役になれればな、と思って演じていきたいです。プラス、ちょっぴりどこか憎めない可愛さを入れられたらな、と…」と語っている。

■尾津乃つばめ(声:櫻井孝宏)

サクラの婚約者である尾津乃つばめ役は、「呪術廻戦」の夏油傑役で知られる櫻井孝宏。小学生の時にアニメ版を「毎週の楽しみ」にしていたと明かす櫻井は「いろいろエポックメーキングな作品ですが、その要素の一つに音楽があると思います。OPEDを飾った楽曲群はいまでも自分のプレイリスト常連。『ヘンとヘンを合わせてもっとヘンにしましょう』なんて、大手を振って謳える世界はそうそうないです」とファン目線で熱弁をふるう。

優しいが少しドジで間抜けな一面もある尾津乃つばめ。「エクソシストのイメージからかけ離れた陽気で穏やかなキャラクターで、常にあたる達に巻き込まれて損している印象です。ちょっとドジなところが魅力であり彼の持ち味ですね。過剰な味付けは必要ないと思うので、セリフの楽しさをうまく形にできればと考えています」。

■面堂了子(声:井上麻里奈)

面堂終太郎の妹でイタズラ好きのお嬢様、面堂了子の声を担当するのは井上麻里奈。「物心ついた時から当たり前のように存在していた作品です。ラムちゃんという国民的キャラクターの魅力は、作品を観たことがない当時の自分にもしっかり理解出来ていましたし、セクシーなプロポーションに内心ドキドキしていました」と語る。

そして自身が演じる了子については「誰よりも猟奇的な女の子です」と説明。「やる事なす事全てがハチャメチャで、それを全力で楽しんでいる所が非常に恐ろしく、そしておもしろいです。作品の激辛スパイスになれるよう全力で掻き乱していきたいです」と意欲的。ハチャメチャな本作をより盛り上げてくれること間違いなしだ。

■原作者・高橋留美子も喜びのコメント!

選び抜かれた原作エピソードを全4クールにわたってアニメ化する本作。監督を務めるのは、「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」の高橋秀弥と木村泰大。シリーズ構成は「はたらく細胞」の柿原優子が務め、キャラクターデザインは「おそ松さん」や「映像研には手を出すな!」の浅野直之が担当。そしてアニメ制作は「ジョジョ」シリーズなどのdavid productionが担当。

原作者の高橋留美子は「40年前の『うる星やつら』も古川登志夫さん、平野文さんはじめ、最高の声優さんたちに演じていただき恵まれた作品でした。今回も、あたるの神谷浩史さん、ラムの上坂すみれさん、そしてほかのキャラ全員、主役級の声優さん達で、豪華さに驚いています」とコメントし、再アニメ化を祝したイラストと共に「昔ファンだった人も、『うる星やつら』を知らない人も楽しめる作品になると思いますので、ぜひご覧ください」とのメッセージも。

「うる星やつら」は10月13日(木)より、フジテレビ系「ノイタミナ」ほか各局にて、まず2クール分が連続で放送される。

文/久保田 和馬
 
   

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