9月25日(現地時間24日、日付は以下同)。CJ・マッカラムがニューオーリンズ・ペリカンズと2年6400万ドル(約91億5200万円)の延長契約に合意したと代理人が『ESPN』へ伝えた。
この延長契約により、9月19日に31歳を迎えたスコアリングガードは2025-26シーズンまでペリカンズの契約下に入ることとなる。
昨夏からクリス・ポール(フェニックス・サンズ)の後任としてNBA選手会(NBPA)の会長も務める男は、昨季途中にNBA入りから約9シーズンを過ごしたポートランド・トレイルブレイザーズからペリカンズへトレードで移籍。
新天地ではメインハンドラー役を務め、26試合で平均24.3得点4.5リバウンド5.8アシスト1.3スティールをマーク。ブランドン・イングラムやヨナス・バランチュナス、ハーバート・ジョーンズらと共にペリカンズを引っ張り、ウェスタン・カンファレンス9位の36勝46敗でレギュラーシーズンを終えた。
そしてチームはプレーイン・トーナメントでサンアントニオ・スパーズ、ロサンゼルス・クリッパーズを相次いで撃破し、4年ぶりのプレーオフ進出。サンズの前に2勝4敗でファーストラウンド敗退となるも、2勝2敗に持ち込む奮闘を見せてサプライズチームとなった。
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マッカラムはキャリア平均19.2得点3.5リバウンド3.5アシストを誇り、ブレイザーズ時代にもプレーオフを何度も経験しているベテラン。だがオールスターやオールNBAチームの選出経験はなく、ディフェンス面は決して得意とはしていない。
それでも、ペリカンズのバスケットボール運営部シニア・バイスプレジデントのデイビッド・グリフィン、トラジャン・ラングドンGM(ゼネラルマネージャー)はチーム加入後にマッカラムが見せてきた振る舞いやリーダーシップを評価しており、この男との延長契約をオフシーズンの優先事項としていた。
ペリカンズは昨季プレーオフ進出を飾った主要メンバーをキープできており、今季はザイオン・ウィリアムソンが2シーズンぶりに戦列復帰するため、ウェスト上位争いへ参戦する可能性を秘める注目チームとなっている。