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【B1クラブ展望/信州】一層若返った布陣、安定感に「勢い」を加え上位進出へ

バスケットボールキング

 昇格初年度の2020-21シーズンは20勝34敗、昨シーズンは28勝26敗と、信州ブレイブウォリアーズは着実にステップアップをしている。今シーズンは日本人選手の若返りを図ったが、勝久マイケルヘッドコーチ体制としては5年目のシーズン。選手の顔ぶれが変わろうと根本的な部分は変わらない。さらに上に行くために最重要視するのは、「遂行力」だ。

 熊谷航、前田怜緒、岡田侑大という期待の若手を補強して挑んだ昨シーズンの戦い。悔やまれるのは12月に喫した9連敗だろう。

「昨シーズンはケガ人が出てしまった時に自分たちのバスケットができない時期があった」と三ツ井利也が言うように、信州はシーズンを通してケガ人が出てしまい、なかなかベストメンバーが組めなかった。その教訓を糧に、来たる新シーズンは「誰が出ても、誰がいなくても全員が同じクオリティーのバスケットをできるようにするのが課題。そこはシーズンを通して成長していきたい」と三ツ井は語る。

 新加入選手は、生原秀将とサイモン拓海の2名。在籍7シーズン目の三ツ井と同様、日本人最年長となる生原にはけん引役としても期待がかかる。グアム代表の経歴を持ち、クラブ公式HPで「新進気鋭の常夏シューター」と銘打たれたサイモンにはチームを勢いづかせる存在となれるか注目だ。

 B2時代から築き上げてきた強固なディフェンスは、国内トップの舞台でも通用していると言える。信州が初のチャンピオンシップ進出、その先への扉を開くために必要なのはオフェンス面の向上か。

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「オフェンスはハーフコートが主体ですが、そのなかでももっとアップテンポの展開を意識することは昨シーズンの課題に挙がっていました。今シーズンはそこの部分をもっと積極的にやっていきたい」(三ツ井)

 信州は昨シーズンよりもさらに若返った。これまで安定感にここぞという時の猛烈な勢いが加われば、新たな場所に辿り着けるはずだ。

◆■KEY PLAYER/SF #31 三ツ井利也

 チームの屋台骨はウェイン・マーシャル、アンソニー・マクヘンリーの両ベテランだが、信州一筋の三ツ井利也もなくてはならない存在だ。今オフに40歳の井上裕介が現役引退、34歳の西山達哉が横浜エクセレンスへ移籍したことで日本人選手では最年長となった。

「マイケルHCと5年以上一緒にいるので、どういうバスケットをしたいかなどの考えは分かっているつもりです。若い選手たちにしっかりそれを伝えていくことも、今シーズン新たにやっていくべき仕事なのかなと思っています」

 まだまだ発展途上の28歳。背番号31がコート内外で放つ輝きは、こんなもんじゃない。

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