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「iCON Z」のEmyli先生ってどんな人?厳しい指導の根底に流れる思い明かす:Dreamer Z

テレ東プラス

Z世代のスターを発掘する「~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z」(MC:木梨憲武、池谷実悠テレビ東京アナウンサー)。
半年以上に渡って行われてきた、LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」ガールズグループ部門。いよいよクライマックス! 日曜夜9時から、最終審査の模様が放送される。


応募総数約4万8000人(男女両部門)の中から、Missionを勝ち進んできたのはわずか10名。ここから5名が夢の切符を手にすることになる。
審査をするのは、ガールズグループ部門プロデューサーのØMI(登坂広臣/三代目 J SOUL BROTHERS)を始め、楽曲制作、ボーカル、ダンスレッスン担当者ら合計5名だ。

レッスンそして週末合宿…過酷なトレーニングが行われる中、俄然視聴者の注目を集めているのが、ボーカルトレーニングを務めるEmyliさん。合宿では「甘いと思う」「すげぇつまんなかった」など厳しい言葉を投げかけるシーンも多く、時に涙を見せる候補生も…。

果たして、Emyliさんはどんな人物なのか…? 気になって仕方がない「テレ東プラス」取材班は、Emyliさんの独占インタビューに成功した!
厳しく指導するシーンがインパクト大なため、内心ビビっていた取材班(笑)。だが、お会いした途端、優しく迎えてくださり、なんとインタビュースペースを作るお手伝いまで!
そんなEmyliさんに、自身のお話から候補生たちに対する熱い思いまで…たっぷり話を伺った。



彼女たちは友達と遊びたい気持ちをグッと我慢して、夢を叶えるために必死で頑張っている…その姿が自分と重なります


――まずはEmyliさんご自身について聞かせてください。ミュージシャンのお父様と作詞家のお母様のもとに生まれ、幼少期からアメリカンスクールに通っていたと伺いました。
11歳から本格的に歌を始め、15歳という若さでアーティストデビューされたとのことですが、本格的に歌手を目指したきっかけは?


「マイケルジャクソンが大好きで、彼のように歌って踊れるアーティストになりたいという夢を抱きました。ダンスも頑張っていて、3歳からモダン・バレエを始め、6歳からはHIP HOPダンス。小学校から高校を卒業するまでは、週末も含め毎日レッスンだったので、忙しかったですね」

――レッスンに追われ、多忙な青春期を過ごされたと。まさに、ガールズの候補生たちと同じような日常を送っていたわけですね。途中でレッスンが嫌になったり、つらくなったりしたことはありませんでしたか?

「バレエのレッスンには10年くらい通いましたが、毎回振り付けが同じだったので、『もういいや』と思ったことはあります(笑)。でも、どうしてもアーティストになりたかったので、毎日レッスンに通うこと自体は苦ではありませんでした。
少しだけつらかったのは、子どもの頃からプライベートな時間が全くなかったこと。平日は学校に行き、帰りの電車の中でなるべく宿題を済ませ、帰宅したら急いで支度をして、すぐにバレエのレッスンへ。帰ったらご飯を食べて歌のレッスン、そこから宿題の続きをやる…というのがルーティーン。週末は午前中までに宿題を終わらせ、午後から夜までずっとレッスン。そんな生活を送っていたので、学校以外の場所で同級生と遊んだ記憶はほぼないです。みんなが放課後におしゃべりしたり、デートしたりしているのが少しうらやましかった…孤独でしたね。だけど私には夢があって、楽しみを我慢しなきゃいけないと思っていたので、何とかやっていけました」


――そういった苦労や孤独を乗り越えてアーティストになり、現在はオーディションを審査する立場に。半年以上という長い期間、候補生たちを見守ってきていかがでしたか。

「体感としてはあっという間でした。特に印象に残っているのは、合宿最初の頃のボイストレーニング。合宿初日、ある候補生はまったく声が出ていませんでしたが、『先生、どうすればいいですか?』と相談されて、『何も考えずに歌ってみたらどう?』とアドバイスしました。そこから本人もいろいろ考えたのか、別人のように声が出るようになって…。確かその時、私は初めて泣きました。まさかボイトレで泣くなんて(笑)。すごく心配していたので、そこまで頑張ってくれた姿を見て、感動しました」

――Emyliさんご自身も、過酷なレッスンの日々を過ごしてきたからこそ、感情移入したのですね。

「そうだと思います。学校とレッスンの両立って、ものすごく大変。彼女たちは友達と遊びたい気持ちをグッと我慢して、夢を叶えるために必死で頑張っている。その姿が、自分と重なるんですよね。だからこそ、頑張っているのを見ると泣けてしまいます。
時に厳しい言葉も投げかけますが、指導する側としては、ただ怒るだけではいけないと思っています。感情に任せて怒るだけで、中身が薄い人ってよくいるけど、それは絶対にダメ。本当にためになると思うからこそ、その子を叱ってくれる存在というのが大事なんです」


――愛ゆえの叱咤激励…Emyliさんの厳しい言葉は、候補生だけではなく視聴者の胸にも刺さります。大人の恋愛がテーマの課題曲『ONE BITE』では、候補生に「他人の恋愛話を歌ってるみたい」と指摘したこともありましたが、そういった言葉は自然に出てくるものなのでしょうか?

「私は計算が下手なので、計算して何かを言うことはありません(笑)。あの時は、候補生の歌に感情がこもっておらず、まるで他人事のように聞こえたので、そうアドバイスしました。ストイックなレッスンの後、毎回『Q&A』という候補生から質問を受ける時間を設けていますが、その時、みんな悩みを打ち明けてくれます。厳しくしたとは思いますが、彼女たちのメンタルケアもしたかったので、悩んでいる子には『大丈夫だよ』と寄り添うようにしていました」

――実は3rd Missionの審査の日、スタジオで取材していましたが、候補生たちがEmyliさんと目で会話しているのがとても印象的でした。信頼関係、固い絆を感じたというか…。

「みんな心を開いてくれていたと思います。歌うことって自分の体から魂を出すことなので、シンガーって無防備な状態になるんですよ。それを全て受け止めて、ケアしてあげたいと思いながら接していました」

――今まで、安室奈美恵さんやモーニング娘。など、たくさんのスターとお仕事をされてきたEmyliさん。候補生たちと触れ合う中で、スターの要素を感じる部分はありましたか?

「はい。すごいなと感心したのは、安室奈美恵さんの完璧を求めるストイックさと同じものを感じた候補生が一名いたことでした。もちろん他の子たちも一生懸命頑張っていましたが、彼女には他の子にはない危機感がありました。『このオーディションを逃したら、もうチャンスはないかもしれない』という気持ちで、100%どころか200%の力を出していた。高いスキルだけではなく、その心構えにスター性を感じました」

――Emyliさんから見た、候補生たちの魅力は?

「一人一人の声の違いがとても魅力的です。例えば、渋谷のセンター街を歩いている時に彼女たちの曲がかかったら、『この声はあの子だよね』と一発で分かるような声質をそれぞれが持っていると思います。ビジュアル的にも、かわいい系、きれい系の子がいて、性格もしっかりした子からおとぼけキャラまでさまざま。だけど共通しているのは、みんな一生懸命で努力家なところ。私にどんなにきついことを言われても、めげずに突き進む姿が素敵だなと思います。
スターになるためには、誰から何を言われても、負けずに努力できることが重要。スキルは大事ですが、それが全てではなく、ちゃんと頑張れるかどうか。そういうストイックさは、アーティストとして必要な要素だと思います」

――メンタルの強さが必要なのですね。それは鍛えられるものなのでしょうか?

「本人が元々持っているものもあるとは思いますが、鍛えられる部分もあると思います。私もいろんなレッスンを乗り越えてきたからこそ、今があると思うので。メンタルの強さが大事なのは、アーティストだけではなく、どの業界も同じだと思います。素敵な質問でしたね(笑)」

――ありがとうございます! 今回のオーディションで、Emyliさんが感じたZ世代ならではの魅力は?

「ライバル同士なのに、チームとして頑張るところ。切磋琢磨して頑張る姿が魅力的でもありますし、興味深いです。もしも私がこのオーディションの候補生だったら、あそこまでチームのことを思って頑張れるかなと…。絶対、『自分だけでいいじゃん』と思っちゃう(笑)」

――たしかに、ライバルなのに仲が良く、お互いにサポートし合っている姿が印象的でした。Emyliさんがレッスンを受けていた時代とは違いますか?

「そうですね。Z世代はお互いへのリスペクトが高いのだと思います。私の時代ももちろんリスペクトはありましたが、『あの娘には絶対負けねー!』みたいな思いで必死にのし上がってきましたから(笑)。オーディション期間中にけんかすることもなかったし、本当にみんな仲が良いのが不思議でした」

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――謎に包まれたEmyliさんの日常についても、少しだけお伺いしたいのですが…(笑)。オフはどのように過ごしていますか?

「すっごいつまんない答えなんですけど、いいですか?(笑) 仕事をしていない時は、家でシューティングゲームをプレイするのが好きなんです。ストーリー性のあるものが好きで、悪い人やゾンビを撃って倒して…ゲームは1日中やっても飽きないですね。コロナ禍ということもあり、赤ワイン片手に、オフラインで一人黙々とやっています。完全にインドア派で、結構オタクなんですよ。家に帰ったら、朝までゲームをしてしまうこともよくあります」

――なんと、意外な一面ですね!(笑) ありがとうございます。
オーディションもいよいよ最終審査を迎えます。今後、合格者たちに何を期待しますか?


「JPOPでもなければKPOPでもない、新しいジャンルを作り上げてくれることを期待しています。世の中的にはどうしてもジャンルを分けたがると思いますが、その境目がない未知の世界に発信していくので、純粋に楽しみですよね。今までに無いようなガールズグループになると思うので、他のグループと比べようがなく、私たちとしても予想できないワクワク感があります」

Emyliさん、素敵なお話の数々…ありがとうございました。Emyliさんの厳しい指導は、自身も過酷なレッスンを経てアーティストとして活躍してきたからこそ。その裏には、候補生たちへの大きな愛がありました。

(取材・文/みやざわあさみ)

【Emyli プロフィール】
シンガーソングライター。ミュージシャンの父親と作詞家の母親のもとに生まれ、幼少期からアメリカンスクールに通い、3歳からバレエ、6歳からHIP HOPダンス、9歳から SOUL ダンス、そして11歳から本格的に歌を始める。
2003年に””EMYLI””として若干15歳という若さでアーティストデビュー。その後もソロアーティストとして活動する傍ら、ゲストアーティストとして数々の作品やライブに参加。特にm-floとの作品が多く、16歳から2010年のm-flo10周年、全国そして海外コンサートまで、m-floの全ツアーに参加している。
2019年までボーカルプロデューサー・シンガーソングライターとして活動するとともに、ヨーロッパと日本を行き来しながら、BLACKPINK、MIYAVI、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE等、他アーティストへの楽曲提供をしている。
expg東京校のボーカル講師を務めながら、安室奈美恵が引退するまでの6年間、ボーカル・ディレクターを担当。現在、「iCON Z」オーディション番組のボーカル・プロデューサー、ボーカル・トレーナー、ソングライターとして番組に出演中。

日曜夜9時からは、「~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z」(MC:木梨憲武、池谷実悠テレビ東京アナウンサー)を放送!

半年以上に渡って行われてきた、LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」ガールズグループ部門。いよいよ明日、最終審査の模様が放送される!
デビューを手にする5名は誰だ! 放送をどうぞお楽しみに!

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