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紅林弘太郎、佐藤都志也、海野隆司、立野和明…パ・リーグ6球団「2020年ドラフト2位入団」の現在地は?

週刊ベースボールONLINE

シーズン最終盤を迎えているが、2年前のドラフト2位は今季、どのようなシーズンを送っているのか。開幕から戦力となっているのか、ファームで地道にレベルアップを図っているのか。パ・リーグ6球団の「2020年ドラフト2位入団」の現在地をピックアップした。
※記録は9月23日現在

オリックス・バファローズ



オリックス・紅林弘太郎

 次代の中心選手として将来性を買って指名された紅林弘太郎だが、早期台頭した。新人年はファームで連日スタメン。シーズン終盤に一軍出場を果たして、プロ初安打、初打点を記録と経験を積むと、2年目の昨季は体重増で飛距離もアップ。開幕スタメンを勝ち取り、10代選手としては球団史上初となる2ケタ本塁打を放って25年ぶりの優勝に貢献した。今季も正遊撃手として奮闘するも、バットが湿って一時二軍落ちも経験。打率こそ2割台前半を推移し続けるも、長打力を秘めて1試合で固め打つなど、徐々に復調。伸びしろ十分の20歳が、コンスタントに成績を残せるようになり、長くチームをけん引する存在となる。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・佐藤都志也

 強打の捕手の触れ込みで入団した佐藤都志也は、前評判どおり1年目から代打でサヨナラ打を放つなど勝負強さを示してきた。ただ、守備面では捕逸を犯し、盗塁を刺せず、課題を露呈。今季はドライチで高卒捕手の松川虎生が入団したことも刺激に、自主トレから守備力向上を期してきた。中でも大事にしたのは『捕る』『投げる』『止める』『コミュニケーション』の4つ。基礎技術の向上で、投手からの信頼を得ると、スタメンマスクが増。松川との併用が続き、強打を武器に一塁で出場することもあるが、そこでも投手を見る目を養い、捕手、そして打撃に生かしている。何より、こだわりを持つ捕手として、守備率.992、リーグトップの盗塁阻止率.361は、誇れる数字だ。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・海野隆司

 激しい“第2捕手争い”の中で今季、海野隆司の存在感は増していった。正捕手・甲斐拓也の打撃不振が目立ったこともあり、まずは途中出場を増やしていくと、6月25日の日本ハム戦(PayPayドーム)では2年ぶりのスタメンマスク。同期入団の先発・大関友久を好リードしてチームを勝利に導いた。また、チームを襲ったアクシデントが転機に。新型コロナウイルス感染で6月28日に甲斐が離脱。代わってスタメンマスクをかぶると、これまで以上のさまざまな投手とのコンビで喜びも悔しさも味わった。その後、自身の新型コロナ感染などもあったが、終盤戦、優勝を争う中でも甲斐のあとを受けてマスクをかぶるのは海野だ。たくさんの経験を今後に生かしていく。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・立野和明

 プロ2年目の昨季、初勝利を含む4勝をマークしてブレークした立野和明。今季初登板となった3月31日の西武戦(札幌ドーム)では5回を4安打2失点の粘投でチームの開幕5連敗を止める価値ある1勝を挙げた。先発ローテーションの一角を期待されていたが、その後2試合の先発では3回を7安打4失点、2回2/3を5安打6失点と試合をつくれず、4月22日に二軍へ降格した。以降は一軍登板がなく、二軍では10試合に登板して1勝4敗、防御率4.79と結果は出ていないが、24歳の本格派右腕の伸びしろは十分。威力ある直球を軸にスプリット、スライダー、カーブを駆使した攻めのピッチングで再びローテの一角に食い込みたい。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・黒川史陽

 高卒3年目の今季はここまで一軍で17試合に出場。34試合に出場した昨季からその数を減らした。今季は打率.222と打撃面ではまだ殻を破れていない。それでも二軍ではチームで唯一、規定打席に到達するなど、着実にキャリアを踏んでいる。ここまで打率.261はイースタン6位で、91安打は同トップの成績だ。将来的には中軸として期待される左の中距離打者。浅村栄斗や鈴木大地など好打者の多い内野陣ではあるが、1日でも早くレギュラー争いに加わりたいところだ。

埼玉西武ライオンズ



西武・浜屋将太

 三菱日立パワーシステムズから即戦力左腕として入団した浜屋将太。「いち早く一軍に定着して先発ローテを守れるように頑張りたい」と意気込んでいたが、1年目の2020年は3勝3敗、防御率4.97、翌21年は1勝6敗、防御率6.63と期待どおりの結果を残すことができなかった。昨年10月下旬には左有痛性外脛骨障害に対する骨部分切除術を受け、今季初登板は5月4日のイースタン・楽天戦(楽天生命パーク)。6回からリリーフし、3イニングを3安打3失点だった。ここまで一軍昇格はなく、二軍で13試合に登板して4勝4敗、防御率5.70。今季はドラフト1、2位で隅田知一郎、佐藤隼輔が入団したが、“左腕争い”も苛烈になってくるだけに、自らの特徴を生かした投球を確立したい。

写真=BBM
 
   

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