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『ワイルドアームズ』の“精神的続編”が実現!荒野を駆ける体験をふたたび

インサイド

初代PSソフトを代表する名作RPG『ワイルドアームズ』。クラウドファンディングにより、その“精神的続編”の制作が決定し、話題を集めています。シリーズファンとして気になるのは、“荒野と口笛のRPG”と呼ばれたシリーズの精神はきちんと受け継がれているのかという点。併せてこの機会に『ワイルドアームズ』シリーズの魅力についても振り返ってみましょう。

クラウドファンディング企画が進行中
8月27日、『ワイルドアームズ』シリーズと『シャドウハーツ』シリーズを手掛けた各クリエイターチームは、自分たちの過去作品の精神を受け継いだ2つの新作RPGの制作を目指すクラウドファンディング「ダブルキックスターター」キャンペーンを発表しました。

各新作のタイトルはそれぞれ『アームドファンタジア』と『ペニーブラッド』。前シリーズのファンから注目を集めたこのクラウドファンディングは、初日で早くもミニマムゴールとなる1億円を達成。

「戦姫絶唱シンフォギア」でも有名な金子彰史氏が、『アームドファンタジア』用のコンテをTwitterに投稿するなど、既にプロジェクトが動き出している様子を伺い知ることができます。



新作『アームドファンタジア』、『ワイルドアームズ』との関係は?
ここからは、『ワイルドアームズ』シリーズのスタッフが送る新作『アームドファンタジア』に、特に注目して語っていきます。同作を見守るファンにとって最も気になることといえば、やはり『ワイルドアームズ』の精神はどのくらい受け継がれているのか、という点でしょう。

『アームドファンタジア』公式HPの「ゲーム概要」は、まず「荒野と口笛――」という一文から始まります。『ワイルドアームズ』は“荒野と口笛のRPG”と呼ばれ、荒野を冒険するゲーム体験と、口笛を使用した独創的なBGMを特徴としていますが、この点については『アームドファンタジア』でもしっかり踏襲されていると見て良さそうです。

そして何といっても嬉しいのが、「トータルゲームデザイン・シナリオに金子彰史、キャラクターデザインに佐々木知美、音楽になるけみちこ、上松範康とElements Gardenが参加し、ウェスタンパンクな体験をあなたにお届けします。」という一文。金子彰史氏が世界観・シナリオを担当し、佐々木知美氏デザインのキャラクターが飛び回り、なるけみちこ氏の口笛が流れる…。これこそ、全『ワイルドアームズ』ファンが待ち望んでいたゲームでしょう。

ただし、同作はあくまで“精神的続編”。舞台は『ワイルドアームズ』シリーズ共通の世界「ファルガイア」ではありませんし、登場するキャラクターも異なります。

“精神的続編”を求めるファン
ところで『ワイルドアームズ』といえば、ファンにとって記憶に新しい苦い思い出があります。それは、スマホ用ゲーム『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』が、リリース後約1年半でサービス終了となってしまった、ということ。

『ミリオンメモリーズ』は、シリーズ共通の世界「ファルガイア」が舞台。登場キャラクターも『初代』の主人公の1人であるロディや『2nd IGNITION』の主人公・アシュレーなどが勢揃いし、“ワイルドアームズ オールスター”と言っても良いゲームでした。

その『ミリオンメモリーズ』がサービス終了となってしまったことで、『ワイルドアームズ』ファンは、もはやシリーズそのものが終了してしまうのではないか…と戦々恐々だったわけです。そんな中で始まった“精神的続編”のクラウドファンディングプロジェクト、そして異例ともいえる早さでの目標金額の達成。これが意味するところとは、一体何なのでしょうか。

あくまで私見ですが、『ワイルドアームズ』シリーズの魅力は、あの世界「ファルガイア」やそこに暮らすキャラクターたち以上に、そこでの冒険から得られる、“荒野を駆ける”という体験そのもの。『アームドファンタジア』公式が言うところの“ウェスタンパンクな体験”にあるのではないでしょうか。だからこそ“精神的続編”に、ファンはオールスターゲーム以上の“『ワイルドアームズ』らしさ”を見出しているように思えます。

冒険とは、未知の荒野に一歩を踏み出すようなもの。『アームドファンタジア』がシリーズファンに、そして初めて遊ぶゲームファンに、初代『ワイルドアームズ』を初めてプレイしたときのような、これまでにないゲーム体験を与えてくれることに期待しましょう。


 
   

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