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『ちむどんどん』黒島結菜の涙が溢れ出す 幸せに満ちた“東京の母”原田美枝子との惜別の時間

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『ちむどんどん』写真提供=NHK

 『ちむどんどん』(NHK総合)第24週「ゆし豆腐のセレナーデ」で暢子(黒島結菜)は“ちむどんどん”する思いに導かれるようにして、もう一度沖縄・やんばるに家族みんなで移住することを決断する。第120話は東京を離れる暢子たちにとっての“送別回”である。

参考:草刈正雄&草刈麻有、『ちむどんどん』第122話出演 「楽しく撮影する事が出来ました」

 沖縄料理店「ちむどんどん」では、かつて路頭に迷っていた暢子を温かく迎え入れた三郎(片岡鶴太郎)の音頭と挨拶を皮切りにして、同じ屋根の下で家族のように暮らしていた「あまゆ」の順次(志ぃさー)とトミ(しるさ)、時に優しく、時に厳しく暢子と和彦(宮沢氷魚)に接してきた田良島(山中崇)、「アッラ・フォンターナ」のシェフとして暢子を支え、彼女の前向きさに支えられてきた二ツ橋(髙嶋政伸)、“毒親”から一転して暢子の一番の応援者となったしーちゃんこと重子(鈴木保奈美)、それぞれの思い出と感謝の言葉が紡がれていく。途中には、「ちむどんどん」の店を引き継ぐことになった矢作(井之脇海)からの「これから先、この店をずっと守り、暢子や皆さんに恩返しできたら」という希望に満ちた決意表明もあった。

 しかし、送別会の場に房子(原田美枝子)の姿はなかった。二ツ橋たちの説得も虚しく、 意地っ張りであまのじゃくな彼女はこういった大勢が集まる会には現れない。多江(長野里美)や和彦の後押しもあり、暢子は房子のいるフォンターナへと自ら会いに向かう。

 この第120話は暢子が沖縄から上京してきてからの、いわゆる「東京編」を回想していく物語構成だ。暢子はフォンターナに初めてやってきた際のペペロンチーノ対決を再び房子へと申し込む。かつてまだ料理人として何者でもなかった暢子が房子との勝負にかけたのは賄いを担当する権利で、負ければクビという条件だった。そして今回かけるのは、暢子が勝負に勝った暁には房子が沖縄に会いにくること、房子が勝ったら、今後暢子とは赤の他人になるというものだ。

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 だが、そんな勝負の結果は二の次。2人の間には思い出の詰まった「料理」という人生の糧を通じて、ただ一緒にいたいという幸せな空気が溢れている。暢子にとって房子は実の大叔母であり、同時に厳しくも困った時には相談に乗ってくれる“東京の母”のような存在だった。止めどなく暢子の頬を伝う涙。

 公式サイトで公開されている「黒島ラヂオ week24」の中で、黒島結菜は少しでも流れ出る涙を抑えるために、数字を数え気を紛らわしていたことを明かしている。それほどまでに感情のこもったシーンだったということだ。それは原田美枝子と数えきれないほどの演技を積み重ねてきたからこそ。「暢子とオーナーの関係性が、私と美枝子さんで作れた最後のシーン」「『ちむどんどん』をやってた中でもすごく思い出に残るシーンだった」と黒島は語っている。

 房子にとって、暢子は亡くした妹を重ねた姪孫。黒島にとって原田が役を越えて大切な存在となっているように、原田にとってもきっと黒島が愛しい娘のようになっていることが想像できる。暢子と房子の途切れることなく、そのまま次週予告に突入していく演出もよかった。いつものように朝まで飲み明かす房子と暢子の姿が思い浮かんだ。

 『ちむどんどん』もついに最終週へ。予告では懐かしいメンバーの再登場のほか、既報の通り草刈正雄と草刈麻有が出演。黒島は「最終週なのに、事件が山ほどある、てんこ盛り」「まだまだ『ちむどんどん』終わらないぜ!って感じの(笑)」と話しており、最後までちむどんどんする物語が展開されそうだ。(渡辺彰浩)

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