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【映画批評】『犬も食わねどチャーリーは笑う』は惜しい…! 香取慎吾がダメ夫になって「旦那デスノート」に書き込まれます

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【映画批評】『犬も食わねどチャーリーは笑う』は惜しい…! 香取慎吾がダメ夫になって「旦那デスノート」に書き込まれます

脱いだ靴下がソファーの隅から出てきたり、妻の職業(テレホンオペレーター)を「誰にでもできる仕事」と無神経な発言をしたり、休日には遅い朝ごはんを食べたばかりなのに「昼はキーマカレーがいい」なんてリクエストしてきたり……。

浮気やDV、モラハラのハードなケースはなく、「早く死んでくれないかな」と言いつつも、本気じゃないのがわかる感じ。

日和が「旦那デスノート」に書き込む不満の数々は、既婚者ほど共感度が高く「うちも〜!」と思うだろう内容です。働きながら主婦をするのは大変なんだから、愚痴くらい書かせてあげてよ! と私は思っちゃいましたね。

【不器用なふたりのぎこちない愛情表現】

夫婦って、言いたいことあっても我慢しちゃうことあるんですよね。なぜなら、喧嘩して家の中がどんよりした空気になるくらいなら……と思ってしまうから。日和もそうだと思います。

でも結局、我慢していたら一生わかり合えないままになってしまうのです。

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「旦那デスノート」をきっかけに、裕次郎と日和が自分の本当の気持ちや思いをぶつけ合い、それでも一生夫婦として歩んでいけるかどうかを描くこの映画。

正直、ふたりはめちゃくちゃ不器用で、その思いを伝えるまでかなり遠回りをして、周りの人も巻き込んでしまいます。

でも、不器用同士のぶつかり合いだからこそ、夫婦あるあるの作品になったのかもしれません。

【ブラックコメディとしての切れ味】

ただ、個人的には「ちょっと残念」に思ったところも。

キャストは豪華だし設定も面白いのですが、「旦那デスノート」への書き込みの言葉がストレートすぎて、ただの旦那の悪口になってしまっているような……。

もうちょっとハッとするひねりが欲しかった!
あと裕次郎も、ホームセンターの仕事にやりがいを感じているのはいいのですが、誰彼構わず商品に関するウンチクを語り出すんです。そのウンチクにユーモアがあったら、ウザイけど面白い人物になったのではないかと。
映画の設定やアイデアが面白いからこそ、生意気にも「惜しい!」って思っちゃいました。

でもそんな中、裕次郎の同僚の蓑山さん(余貴美子さん)は最高でした! 彼女のシーンは笑えるし、ジーンとさせてくれるし。私の推し、蓑山さんにも注目して観てください。

執筆:斎藤香
Photo:(C)2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS

『犬も食わねばチャーリーは笑う』
(2022年9月23日より全国ロードショー)
監督・脚本:市井昌秀
出演:香取慎吾 岸井ゆきの 井之脇 海 中田青渚 小篠恵奈 松岡依都美 田村健太郎 森下能幸 的場浩司 眞島秀和 徳永えり 峯村リエ 菊地亜美 有田あん 瑛蓮 きたろう 浅田美代子 余 貴美子

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