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政府・日銀、円買い介入=円安阻止へ24年ぶり―鈴木財務相「過度な変動見過ごせない」

時事通信ニュース

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政府・日銀は22日、急激な円安を阻止するため、外国為替市場で円買い・ドル売りの為替介入を実施した。鈴木俊一財務相は同日夜に緊急記者会見を行い、「投機による過度な変動が繰り返されることは、決して見過ごすことができない」と強調した。日本の通貨当局による円買い介入は、国内の金融システム不安を受けて円安が進んだ1998年6月以来、約24年ぶり。
日銀が同日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決定。さらに、黒田東彦総裁が「当面、金利を引き上げることはない」と発言したことをきっかけに、大幅利上げを決めた米国との金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが急加速した。
円相場は、黒田総裁の記者会見中に東京時間の安値となる1ドル=145円90銭近辺まで下落。為替介入は会見終了後の午後5時すぎに行われたとみられ、円相場は145円80銭台から40分程度で140円台後半まで5円以上、急伸した。その後、再び円安方向に振れ、鈴木氏は「引き続き過度な変動に対しては必要な対応を取る」と市場をけん制した。
政府・日銀は、一方的な円安がウクライナ危機で高騰するエネルギー・食料品価格をさらに引き上げ、景気に深刻な打撃を与えかねないと判断。円安是正を目指して市場への直接介入に踏み切った。
介入の実務を指揮する財務省の神田真人財務官は同日夕、記者団の取材に対し、「政府は断固たる措置に踏み切った」と明らかにした。相場動向については「投機的な動きも背景に、急速で一方的な動きが見られる」と述べた上で、「政府として過度な変動を憂慮している」と強調した。
円売りも含めた日本の通貨当局による為替介入は、欧州債務危機を背景とした円高の是正を狙った2011年11月以来、約11年ぶり。
鈴木氏は日本単独で介入を行ったかどうかについてはコメントせず、「関係当局とは連絡を常に取り合っている」と述べるにとどめた。また、介入の規模についても「手の内をさらすようなものだ」として、明らかにしなかった。



◇為替介入をめぐる主な動き
1985年9月日米英独仏の先進5カ国(G5)がドル高是正で協調介入(プラザ合意)
87年2月G5がドル急落阻止で協調介入(ルーブル合意)
95年阪神大震災、日米欧が協調介入
98年6月バブル崩壊後の金融危機で円買い介入
2003~04年円高阻止のため、日本単独で総額35兆円の円売り介入
11年3月東日本大震災、先進7カ国(G7)で協調介入
11月日本単独で円売り介入
22年9月7日1ドル=144円99銭に
8日政府・日銀による3者会合
14日1ドル=145円に迫る
日銀が「レートチェック」実施
21日米FRB3会合連続で0.75%の利上げ
22日日銀大規模緩和を維持
1ドル=145円台後半に一時急落
24年ぶりの円買い介入実施

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