■映画「ボヘミアン・ラプソディ」
2018年に公開されて大きな話題を呼んだ同作は、伝説のロックバンドQUEENの華々しい活躍とその裏のドラマを描いた映画。
QUEENは、フレディ・マーキュリー(ボーカル)、ブライアン・メイ(ギター)、ロジャー・テイラー(ドラム)、ジョン・ディーコン(ベース)の4人を擁して1973年にデビュ―。その後、世界中で2億枚ものセールスを記録している、言わずと知れたレジェンド・アーティストだ。
映画は、1970年代初頭のロンドンで、のちにフレディ・マーキュリーと名乗ることになる青年ファルーク・バルサラの目線でスタート。
ブライアン、ロジャー、ジョンと出会ってQUEENを結成し、レコード会社とぶつかり合いながらも、彼らは独自の音楽性を開花。名曲「ボヘミアン・ラプソディ」などのヒット曲を生み出し、世界的ロックスターの道を突き進む。しかし、その後フレディはバンドメンバーとの対立や自身のセクシュアリティーについての悩みから、ドラッグに溺れる生活へ。
ショービジネス界の光と闇を描きながら、音楽の神に愛されたフレディ・マーキュリーという稀代のスターの生きざまを描き出していく。
■映画史に残るライブシーンは必見!
フレディ・マーキュリーを演じるのは、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のラミ・マレック。徹底した役作りで、フレディのパフォーマンスを完全コピーしたステージングや熱演を繰り広げ、アカデミー賞で主演男優賞を受賞した。
さらに、現在もQUEENとして活動するブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。エモーショナルな人間ドラマとともに、名曲誕生の瞬間やライブ映像をリアルな音像で追体験することができる。
特にラスト30分、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」を再現した映画史に残る名シーンは必見だ。
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