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ファンの声から紐解く『ダウントン・アビー』が世界中で愛されるワケ「全員が愛おしくてたまらなくなる」「ゴージャス!感動!大爆笑!」

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ファンの声から紐解く『ダウントン・アビー』が世界中で愛されるワケ「全員が愛おしくてたまらなくなる」「ゴージャス!感動!大爆笑!」

英国貴族の壮麗な屋敷を舞台にした世界的大ヒットドラマシリーズ「ダウントン・アビー」。その劇場版第2弾『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』がいよいよ日本でも9月30日(金)に公開される。それに先立ってMOVIE WALKER PRESSでは試写会を実施。いち早く本作を鑑賞したファンの声をピックアップしながら、本作の魅力や見どころを紹介しよう。

■満足度が驚異の93.5点!ファンからのアツいメッセージが続々

試写会でのアンケートを取りまとめた結果、本作の満足度は、100点満点中93.5点という高得点!その声を拾ってみると、「笑いあり涙あり、ダウントンの皆さんが変わらずにいてとてもうれしかったです」(50代・女性) や、「ファンサービスの嵐」(30代・男性)、「ゴージャス!感動!大爆笑!!」(40代・女性)など満足ぶりが伝わってくるコメントが続々。また、長く続いたシリーズだけに、「いままでのシリーズを支えてきた人々が幸せになっていく姿、幸せな姿を見ることができて心が揺さぶられました」(20代・女性)というファンならではのアツい言葉も目立った。

■世界を魅了した!英国貴族と使用人たちが織りなすドラマ「ダウントン・アビー」とは?

最新作の見どころを紹介する前に、「ダウントン・アビー」を振り返ってみよう。舞台は、20世紀初頭の英国北東部、ヨークシャーのダウントン村にある大邸宅“ダウントン・アビー”。そこに暮らすグランサム伯爵クローリー家と、彼らに仕える執事やメイドたちが織りなす人間模様を重層的に描きだす。2010年から15年まで6シーズンに渡って放送され、日本ではベネディクト・カンバーバッチ主演の「SHERLOCK/シャーロック」と共に英国ドラマブームをけん引。ドラマ終了後の2019年には劇場版第1弾も製作された。ゴールデン・グローブ賞やエミー賞を受賞し、“世界で最も評価を受けたTVドラマ”としてギネス記録に認定されている「ダウントン・アビー」が長年愛され続けてきた理由をファンに訊ねてみた。

その魅力を担っているのが、ダウントン・アビーで暮らす貴族から使用人までの数多くの登場人物たち。それぞれが人間味にあふれ、思わず感情移入してしまう個性豊かなキャラクターであり、「1人1人のキャラクターが濃い群像劇であり、複雑に絡み合って、片時も目が離せないです」(40代・女性)という声が挙がっていた。そもそもシリーズの生みの親であるジュリアン・フェローズは、貴族とその使用人たちの複雑な人間関係を描いた映画『ゴスフォード・パーク』(01)でアカデミー賞脚本賞を受賞している才人。多数の登場人物の描写に長けているだけでなく、自らも爵位を持つだけに、貴族社会のしきたりや暮らしぶりにも通じており、「上流階級と使用人たちのギャップがおもしろい」(20代・女性)といったコメントも確認できる。

特に、記念すべきシーズン1は第一次世界大戦勃発直前の1912年から始まっており、エピソードを重ねるにつれて時代も大きな変化を遂げていく。タイタニック号の沈没、スペイン風邪の流行、第一次世界大戦…そんな社会情勢を背景にしているのもシリーズの特徴であり、「姉妹たちの人生や、時代によるイギリス社会の様々な変化、使用人たちのいざこざも含めて、とても愛おしい!!」(50代・女性)、「時代背景をもとにした階級による立ち位置の違い、そこで生まれ育った人々がどのように自身を変化させ、新しい価値観を見出していくのか。そこがおもしろさです」(30代・女性)とシリーズを長く追いかけてきたファンならではの意見もあった。

「ダウントン・アビー」の魅力を語るうえで、見逃せないのは英国上流階級の暮らしぶりだ。城のような大邸宅は、英国ハンプシャーに実在する古城で、クラシカルな家具や調度品も物語を彩る。さらに、劇中ではエレガントなドレスを着てのティータイムやディナーを行い、その傍らにはいつも執事やメイドが控えている。ほかに類を見ないドラマシリーズで、だからこそ、“ダウントニアン”と呼ばれる熱狂的なファンを世界中に生みだした。今回のアンケートでも「ファッションがすてき」(60代・女性)、「衣装がとにかくゴージャス、貴族の上品なアクセントも大好きです」(50代・女性)という声が目立った。

■“ダウントン・アビー”で映画を撮影することになってみんなが大慌て

劇場版最新作『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』は、前作『ダウントン・アビー』から1年後の1928年、亡き三女シビルの夫トム(アレン・リーチ)の結婚式のシーンから幕を開ける。華やかな宴が繰り広げられているが、屋敷には傷みが目立ち、実質的な当主の長女メアリー(ミシェル・ドッカリー)は修繕費の工面に悩んでいた。そこへ、映画会社から新作映画を屋敷で撮影したいというオファーが入る。高額な謝礼がもらえると知って、メアリーは父ロバート(ヒュー・ボネヴィル)の反対を押し切って撮影を許可、使用人たちは憧れのハリウッドスターと会えることに胸をときめかせる。一方、ロバートは、母バイオレットが亡くなったモンミライユ侯爵から南仏の別荘を贈られたことを知る。あまりに寛大な申し出に疑問を感じたロバートは、妻コーラ(エリザベス・マクガヴァン)ら家族とリヴィエラに向かう。

グランサム伯爵の母バイオレットを演じ、本作で3度のエミー賞助演女優賞に輝いた名優マギー・スミスをはじめ、お馴染みの“ダウントンファミリー”のキャストが勢ぞろい。新たに、人気ドラマ「ハンニバル」のヒュー・ダンシーや、『たかが世界の終わり』(16)のフランス女優ナタリー・バイらが参加して、ダウントンでの賑々しい映画撮影と、南仏の別荘に秘められた謎が描かれる。それぞれのパートをファンはどう楽しんだのか。

ハリウッドからスターがやって来て、ロケだけではなく撮影期間は屋敷にも滞在し、大混乱になるダウントン。サイレントからトーキーへ移り変わり、サイレント映画の大スターは時代の流れという試練に直面し、撮影チームもてんやわんやだった。そんななかでも、メアリーと執事トーマス(ロブ・ジェームス=コリアー)は冷静に現場を取り仕切りつつ、それぞれにロマンスの予感も訪れる。一方、好奇心旺盛な料理長助手のデイジー(ソフィー・マックシェラ)は憧れのハリウッド女優とひと悶着があったり、元下僕で愛すべきキャラクター、モールズリー(ケヴィン・ドイル)もまさかの大活躍を見せたりする。

「デイジーがスター女優に面と向かって話して励ますシーン。ずっと感情第一で動く子だったのに、こんなにも立派になったのかと感動しました」(20代・女性)
「サイレントとトーキーの撮影がとても興味深かったです。モールズリーさんの思わぬ才能、間の悪さも輝いていました」(30代・女性)
「使用人たちが全員、映画に関わることになったのは、とてもよかった」(50代・女性)

これら使用人たちがクローズアップされたことに喜ぶ声が示しているように、登場人物たちがいままで見せてこなかった才能や活躍が、本作の見逃せない大きなポイントだ。

■夏服メインの洗練されたファッション、ロバートとコーラの夫婦の絆も描かれる南仏パート

ロバートとコーラに、次女イーディス夫婦、新婚のトム夫婦も同行した南仏リヴィエラの旅。まず、その景色については、「ダウントンの格式のある森の風景と、海に浮かぶ船やクルーザーなどいかにもリゾート地といった南仏の風景との対比が印象に残った」(60代・女性)というコメントが。また、「軽やかな夏服がとてもすてきでした」(30代・女性)など上流階級のリゾートでの優雅な過ごし方や、洗練されたファッションに目を奪われた人も多かったようだ。さらに目立ったのは、母バイオレットの若き日の秘密に翻弄されるロバートについての意見。特に、コーラとの夫婦の絆を一層深めるエピソードもあり、「ロバートとコーラのシーンには泣きました」(30代・女性)のほか、「2人を見て、こんなふうに愛して、一緒に長く過ごして、失いたくないと思う存在に出会いたいと思った」(20代・女性)というほど熱烈なメッセージもあった。

■「新たなる時代へ」というタイトルに含まれた見どころは?

「新旧交代の時代の移り変わりがエモーショナルに描かれていた」(60代・男性)、「美しいお屋敷と南仏の風景、サイレントからトーキー映画へという新しい時代の様相と古きよき文化、前作に続いてダウントンのみんなの未来が見えるすばらしい映画です」(30代・女性)の声もあるように、激動の時代を乗り越えてきたダウントン・アビーの人々がまた新しい時代へと向かう本作。「生と死、ジェンダーレス、身分の差について考えさせられるものがあった」(60代・女性)というコメントが示すように、シリアスなテーマにも触れているが、英国風のウィットに富んだユーモアに包み、そして品よく描かれている。

世界中が魅了され、多くのファンが愛した人気シリーズだけに、「ラストは絶対、幸せな気持ちになれる!全員が愛おしくてたまらなくなる作品です」(30代・女性)などのファン向けの作品と思いきや、「シリーズを観ていなくても楽しめた」(50代・男性)という意見もあるように、本作からダウントニアンへの一歩を踏みだしてもいいのかも?深まる秋、人恋しくなる季節に多幸感あふれる映画で心を満たしてほしい。

構成・文/前田かおり

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