実際に本を読んでみると、三浦さんが恋をした3人の芸能人との出会いと別れについて著者に打ち明けたエピソードが記されていた。
《「先生、僕達ダメかもしれません」え? ついこの間始まりそうとか言っていたのに?「えーっと、何かあったの?」「何かあったわけではないのですが、僕、気持ちが動かないんです。すごくいい子で僕の話をよく聞いてくれて、優しくニコニコしてくれるんですが、反論とか意見とか何も言わないんですよ…」》
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文中では実名こそ書かれていないが、ダンサーのSさん、女優のAさんと言った形でイニシャルが記されており、過去の報道を見れば、誰のことを書いているのかは容易に特定できる。
一方で、著者とのボイストレーニングを重ねて次第に自信を付けていった三浦さんが、’16年に出演した舞台『キンキーブーツ』で読売演劇大賞優秀男優賞を受賞し、いつかはブロードウェイの舞台に立ちたいと夢見ていた姿も詳細につづられており、故人の生前の思いを読み取れる本でもある。
天国の三浦さんがつける星の数は5つか1つか。