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私以外の“誰か”になりたい女性の数奇な旅路。3ヵ国合作「MISS OSAKA/ミス・オオサカ」

キネマ旬報WEB

自由を求めてノルウェーから大阪へやって来た女性のミステリアスで数奇な物語を描き、第17回大阪アジアン映画祭でクロージング作品として上映された、デンマーク・ノルウェー・日本の3ヵ国プロジェクト作品「MISS OSAKA/ミス・オオサカ」が、10月21日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。ポスタービジュアルと予告編が到着した。

 

 

目的も展望もなく憂鬱な日々を送るデンマーク人のイネス。恋人の出張に同行してノルウェーを訪れた彼女は、大阪からやって来たマリアという女性に出会う。イネスとマリアの容姿は似ていたが、マリアはミステリアスで自信に溢れていた。マリアに心酔したイネスは、雄大な自然の中で夢のような時間を共有するが、不慮の事故でマリアが亡くなってしまう。ずっと「別の誰かになりたい」と願っていたイネスは、マリアの航空券とパスポートを携えて大阪へ出発。そしてマリアの勤め先のナイトクラブ “MISS OSAKA” に雇われ、未知なる刺激的な人生に踏み出すが……。

 

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アイデンティティの喪失と再発見の物語を通し、愛、自由、孤独といった根源的テーマへの想像力を掻き立てる「MISS OSAKA/ミス・オオサカ」。作家としても活躍するダニエル・デンシック監督が、かつて訪れた大阪の街に魅了されて映画を構想し、大阪ミナミなんばの老舗グランドキャバレー“ミス大阪”で撮影を実施。さらに岸和田競輪場、カプセルホテル、高架下、墓地、路地など観光名所とは異なる場所をカメラに収めた。

主演のビクトリア・カルメン・ソンネは、2020年のベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞した若手実力派。現実と夢の狭間に揺らぐような繊細なニュアンスを体現した本作で、デンマークのアカデミー賞と呼ばれるロバート賞の主演女優賞にノミネートされた。

そして、ナイトクラブ“MISS OSAKA”で危険な匂いを漂わせながらイネスに心奪われていくシゲルを森山未來、店を取り仕切るママを南果歩、イネスの素性に不審を抱く人気ホステスのアヤノを阿部純子が演じている。

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