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「Xperia 1 IV Gaming Edition」と「INZONE」を投入したソニーのブースから見る“東京ゲームショウの進化”【TGS2022】

Game*Spark

「Xperia 1 IV Gaming Edition」と「INZONE」を投入したソニーのブースから見る“東京ゲームショウの進化”【TGS2022】

ソニーのフラッグシップスマートフォン「Xperia 1 IV」の“Gaming Edition”が、東京ゲームショウ2022でお披露目されました。

この「Xperia 1 IV」は強力なプロセッサーとして知られるSnapdragon 8 Gen 1を搭載し、16GBのメモリも誇る高性能機。それ故に、ゲーミングスマホにつきものの「ある問題」さえクリアすれば最適な製品です。その「ある問題」を解決する専用ギア「Xperia Stream」も、東京ゲームショウにて展示されました。今回はそんな最先端スマホとゲーミングギアを同時体験してきましたよ!

「暴れ馬」を制するには
Snapdragon 8 Gen 1は、テクノロジーライターの間では「暴れ馬」として知られています。

このプロセッサーは極めて優れた性能を誇るものの、短時間で高熱を持ってしまうという難点を含んでいます。プロセッサーというものには一定以上の過熱で自動的にスペックを落とす機能が施されていますが、「熱を持ちやすい」ということは「早々にスペックダウンする」ということ。故に、「暴れ馬」を内蔵したスマホは必ず「どのように冷やすのか」ということを考慮しなければなりません。

これはちょっとした競技会みたいな状況を生んでいて、Snapdragon 8 Gen 1搭載の機種はどれもユニークな工夫が施されています。「暴れ馬」がスマホの冷却システムを進化させた……という事実は否定できません。

しかしながら、「Xperia 1 IV」はSnapdragon 8 Gen 1搭載機の中でも「さらに発熱しやすいスマホ」という評判があります。それを解消するには、どうしたらいいでしょうか。答えはひとつ。「外付けの冷却ギアを開発する」ということです。

冷却だけじゃない「冷却ギア」
東京ゲームショウのソニーブースには、「『Xperia 1 IV』で『PUBG Mobile』に挑戦しよう!」というコーナーがありました。筆者はしばしば仕事をサボって『荒野行動』や『PUBG Mobile』をプレイしています。さすがにプロ相手では手も足も出ませんが、同業者相手なら負けません。ここはGame*Sparkに澤田ありということを知らしめるためにも、参加してみましょう。

ステージに上がり、ヘッドホンを装着しつつ「Xperia 1 IV」を手に取ります。あれ? このスマホ、何だか異様に分厚いぞ? そう疑問に感じながらスマホの裏側を見ると……

何やらゴツい装置がついています。そう、これが「Xperia 1 IV」をゲーミングスマホに進化させる冷却ギア「Xperia Stream」です。

eスポーツチームのSCARZが監修するこの製品は、空冷ファンでスマホ全体を冷やすというもの。スマホ背面だけでなく側面にも風が行き渡るよう、緩く湾曲したデザインが特徴です。

即ち、このファンを常時回転させて快適な長時間プレイを楽しもうというガジェット。重量は約142gで、見た目よりも軽く仕上がっています。

「Xperia Stream」に関して筆者が特に注目したのは、HDMI、LAN、そして3.5mmオーディオジャック端子が内蔵されているという点です。

単なる冷却ギアではなく、「Xperia Stream」自体が大画面でゲームや動画を楽しむためのオーディオ機器になっています。いや、これマジで便利じゃねぇか? 「Xperia 1 IV」と「Xperia Stream」のセットには“Gaming Edition”という名がついていますが、これは映画を観る目的でも十分に活用できるガジェットです。

そのあたり、「さすがソニー!」という感じが見受けられます。正直、これをゲームだけに使うのはもったいない! 映像ストリーミングサービスで映画を観るのが大好き、という人にも十分にお勧めできる製品だと筆者は解釈するに至りました。

パンデミックの影響
我々現代人は、100年に一度のパンデミックを経験しました。東京ゲームショウもパンデミックの影響を受けています。去年、一昨年の東京ゲームショウはオンライン開催のみで、今回は3年ぶりの「幕張復帰」になりました。

前回2019年と今回2022年の東京ゲームショウ。その違いは「ゲーミングデバイスの進化」です。

オンラインゲームをするためには、優れた性能のマイクとスピーカーが必要不可欠。そしてパンデミックをきっかけにした「巣ごもり」は、ゲーム製品の需要を大幅拡大させました。イヤホンやヘッドホンなどが飛ぶように売れた、ということでもあります。

PCに接続して使う音響機器は、当然ながらゲームプレイだけに使うものではありません。テレワークやWeb会議、知人とのオンライン交流の場でも活用することができます。

2年前の5月、ブラジルの「国民的詩人」アルジール・ブランキが新型コロナウイルスによる肺炎でこの世を去った時、有名シンガーのモニカ・サルマーゾやボサノヴァギタリストのギンガ、その他ブラジルを代表する音楽家が集まってアルジールの追悼コンサートを開催しました。ただしこれはロックダウン下でのコンサートですから、モニカもギンガも自宅の部屋でPCの前に座り、アルジール作詞の曲を奏でました。言わずもがな、このオンラインコンサートは彼らの手元に「PCに接続して使う音響機器」がなければ成立しません。

パンデミック時代のゲーミングデバイス需要は、巣ごもりを余儀なくされる「差し迫った事情」と共にあったことは事実。ただし、歴史には必ず「いい面」と「悪い面」があります。そしてこの2年の間で長足の進化を遂げたヘッドセット製品は、此度のパンデミックの「いい面」を表していると言えるかもしれません。

ゲーミングギアブランド「INZONE」も出展!
東京ゲームショウ2022の『荒野行動』ステージの隣に、同じくソニーのゲーミングギアブランド「INZONE」の製品が公開されていました。ゲーミングモニターとヘッドセットですが、今回はラインナップの中で最も安価な有線ヘッドセット「INZONE H3」を試してみました。

一言で言えば、驚きです。

左右がはっきりしつつも決して分離しているわけではなく、極めて自然な聞こえ具合のステレオ。そしてスペック面で妥協しないブームマイク。ECサイトでは1万2,000円前後で販売されている製品ですが、これだけの音質を保障するヘッドセットが1万円台で買えるということが驚愕すべき点と言えます。

いずれにせよ、此度の東京ゲームショウは「2年も空いたからこそ」の発見が数多くありました。2022年にこのイベントを取材できたことに、筆者は誇りと感謝を抱いています。



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