福岡市の防災推進課は20日、当時のことについて、取材にこう話した。
「ドームと包括協定をしている部署に状況を確認してもらったところ、帰れない人にホテルをあっせんしたり、タクシーを調達したりしたと聞いています。ホテルのロビーで一夜を明かしたといったケースは把握していません。市が関連しているイベントでしたら、適切な対応ができますが、今回は、民間の施設で行っている民間のイベントになります。市として、特に何か要請はしていませんが、交通機関が止まることは事前に分かっていましたので、参加者の安全をもう少し考えていただきたかったと思っています」
主催した矢沢さんの事務所から委託を受けてコンサートを運営した興行会社「キョードー西日本」(福岡市)は同日、次のように担当者が取材に答えた。
「タクシー待ちについては、22時半には解消されています。近くのホテルのロビーに行きましたが、たくさん空室があって、ファンが一夜を明かしたといった話は入ってきていません。こちらとしては、コンサート後に帰宅難民が出たとは思っていません」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)