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インドネシア伝統の逆さまコーヒー「クピ・コプ」グラスを逆さまにして、ストローを刺して飲む。

カラパイア


image credit:kupikhop.official/Instagram

 世界中には、様々なコーヒーの淹れ方やその味が存在する。インドネシアでは、数百年前に生み出されたアイデアをヒントに、ユニークな方法で淹れるコーヒーが、ここ10年ほど注目を集めているという。

 耐熱グラスに淹れた熱々のコーヒーは、受け皿に逆さまになった状態でサービスされ、それをストローで飲むというちょっぴり変わったコーヒーなのだ。



KUPI KHOP, Sensasi Unik Minum Kopi di Aceh | RAGAM INDONESIA

インドネシアの逆さまコーヒー「クピ・コプ」

 インドネシアのアチェ州には、昔の人の知恵からヒントを得たユニークな方法で淹れられたコーヒー「クピ・コプ(Kupi Khop)」というのがある。

 粗挽きの「ロブスタコーヒーノキ」と呼ばれるコーヒー豆の品種に熱々のお湯を注ぎ、透明グラスに入れた後に皿を乗せ、それを逆さまにひっくり返す。

 すると、コーヒーがグラスの中で皿に乗った状態になる。

 コーヒーを味わうには、プラスチック製ストローが必要不可欠だ。ストローを使用して、皿の上のコーヒーを吸わないと飲めないからだ。
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漁師が魚釣りの間に冷めないようにするために考えたアイデア

 このコーヒーの飲み方は、数百年前のインドネシア、スマトラ半島北端にある、漁業の盛んなアチェ州の漁師たちのアイデアが発端になったそうだ。

 当時、魔法瓶などのような便利なものはなかった。コーヒー好きの漁師にとって釣りの間、温かいコーヒーを楽しむことは容易ではなかった。

 釣り糸を確認したり、魚を釣り上げたりしていると、すぐにカップに入ったコーヒーは冷めてしまう。

 だが、カップに蓋をすることで埃や虫が入るのを避けることができるだけでなく、温かさが持続することがわかった。

 そんな漁師が生み出した「コーヒーに蓋をする」方法は、長年の時を経て、逆さまコーヒーとして現代に広がっていったのだ。
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逆さまコーヒーの飲み方

 温かさをカップにキープしているクピ・コプの飲み方は至って簡単だ。まず、ストローをグラスの下に素早く滑り込ませる。

 そのストローからそっと息を吹き込むと、グラス内の圧力が高まって、グラスからコーヒーが滲み出てくる。すると、徐々に皿の上にコーヒーが溜まってくるので、それをストローですするだけだ。

 必要な回数だけこのプロセスを繰り返すことで、コーヒーはより温かく保たれるという。
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 初めて目にする人にとって、このユニークな飲み方は驚きだが、地元の人々にとっては既に手慣れたことのようだ。

 カラパイアでも、過去に木炭入りコーヒーを紹介したように、インドネシアにはちょっぴり変わったコーヒーが数多く存在するという。



written by Scarlet / edited by parumo

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