「日常を切り撮ってオチを付けろ!」
サーフドキュメンタリー『ワキタピーク』を手がけた映像作家・清野正孝さんが初めて主宰する映像コンテスト「Nouvelle Vague(ヌーベルヴァーグ)」の表彰式が18日、東京・渋谷RVCAストア2階で行われた。
同コンテストは、”あなたが想うサーフな日々”をテーマに募集した5分ほどのショートドキュメンタリーを審査、優秀作品を発表するもの。当日は大雨にもかかわらず多くの観客がクリエイターの作品をひと目見ようと詰めかけた。

応募された37作品のなかから、栄えあるNouvelle Vague賞に選ばれたのは都内在住の大学生、伊藤匠人(いとう・たくと)さん。モノローグ形式で展開するストーリーとスタイリッシュなサーフ映像が観客を唸らせた。
同作品に満点をつけた審査員、プロサーファー / YouTuberの村田嵐は、「すごくいい作品。YouTubeを制作する上で僕にとってもいい刺激になりました。ありがとうございます」とコメントを寄せた。
同コンテストでは他にも、友人の日常を美しいフィルムに落とし込んだ橋本千尋さんの作品がベストフィルム賞、ユーモアなテイストでサーファーあるあるを映像化したSOHCHさんの作品がアイデア賞を受賞した。


主宰者がコンテストに込めた思い
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かつてフランスの映画界に、『ヌーベル・ヴァーグ(新しい波)』という革命運動が起こりました。映画といえば、ミュージカルなどの壮大なスケールの作品が主流だった時代に、庶民の恋愛や生き様などを描いた、現代の映画誕生のきっかけとなったムーブメントです。しかも、先導したのは助監督経験すら持たない若き監督たちでした。このNouvelle Vague – Surf Edition -が、サーフムービー界にとっての革命となり、その先に才能豊かなクリエイターが数多く生まれる時代が来て欲しいと、心から願っています。(清野正孝。Nouvelle Vague HPから引用)

受賞者
・Nouvelle Vague賞(25歳以下)
伊藤 匠人(いとう・たくと)
・アイデア賞
SOHCH(そうち)
・ベストフィルム賞
橋本千尋(はしもと・ちひろ)
・観客賞
伊藤 優眞(いとう・ゆうま)
・入賞
牧山 史仁(まきやま・ふみひと)

